9月6日より、本能寺大寶殿宝物館にて「武士の表道具とその価値展」が開催されます。 展示刀は以下の通りとなっています。 太刀 銘 石州出羽住直綱作(重要美術品) 小太刀 銘 国行(来) 刀 無銘 延寿(重要刀剣) […]
錆びた刀がお手元にある場合、「良く切れる様に」「錆を落としたい」と、もしもご自分で研磨をされるような事があれば、その価値を大きく落とし、後世に伝えるべき刀の寿命を縮めてしまう事になりかねません。
刀剣の研磨は、棟・鎬地・平地・横手・鋒等各所の肉置きを整えつつ錆を除去し刀本来のあるべき姿に研ぎ上げ、さらに地刃の働きを引出し或いは抑え、鑑賞に相応しい状態に仕上げて行く、総工程十日~二十日以上に及ぶ作業です。「刀剣研磨」とは、他の刃物類の研磨とは全く違う世界なのです。