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入鹿(2)

近年新たに出現した入鹿短刀の押形を採拓させて頂きました。もしやと思い調べてみると光山押形に掲載の御品でした。尊い。 以下所見。 短刀 銘 □鹿住藤原實□(入鹿住藤原實綱:光山押形所載)刃長 25.5㎝(八寸四分二厘) 僅 […]

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入鹿(1)

入鹿庄ご出身の方から、紀州鉱山で採掘された鉱石を頂戴しました。なんとお父様が紀州鉱山の職員をされていたそうで。この地域からは様々な鉱物が採れ、紀州鉱山では銅鉱石などが採掘されていたそうです。入鹿鍛冶が好きな私は入鹿に所縁 […]

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馬手指(二)

「法隆寺西圓堂奉納武器」の図版に載る馬手差拵を数えてみましたら、鞘だけの物と拵全体が残るものを合わせると18口ありました。(西円堂に残された刀剣類は総数6500口ともいわれますが、図版に載る拵(鞘のみ含め)は300に満た […]

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馬手指(一)

某刀屋さんの動画で柄曲がり(振袖茎)の短刀や馬手指(右手指)についての内容がありました。馬手指とは、体の左側ではなく右腰に差す物といわれている腰刀の一つです。馬手指拵の現存品は少なく、その使用法についての記録も少ないこと […]

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研磨記録

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刀剣研磨とは

錆びた刀がお手元にある場合、「良く切れる様に」「錆を落としたい」と、もしもご自分で研磨をされるような事があれば、その価値を大きく落とし、後世に伝えるべき刀の寿命を縮めてしまう事になりかねません。

刀剣の研磨は、棟・鎬地・平地・横手・鋒等各所の肉置きを整えつつ錆を除去し刀本来のあるべき姿に研ぎ上げ、さらに地刃の働きを引出し或いは抑え、鑑賞に相応しい状態に仕上げて行く、総工程十日~二十日以上に及ぶ作業です。「刀剣研磨」とは、他の刃物類の研磨とは全く違う世界なのです。

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