その後も夜中にせっせこせっせこ押形を描いています。刃の働きも猪首風鋒も帽子もカッコいい。
昨日の刀の全身押形は完成。別で数日間進めていた全身は久々に失敗し、ゼロからやり直しです。数年に一度、どうにもならなくなってやり直す事が。10枚全部濃い画風で揃えようと思っていたのですが、やはり心配していた通りダメでした。 […]
押形の事ばかりですが・・・。先日のブログに書いた10枚とは別ですが、全身押形を重りを減らして採拓。近年、下の画像の様に多数の重りを使って採拓していましたが、それが良いと思っていたわけではなく、あくまで”流れ”でやっていた […]
訳あって10枚制作する事になった全身押形ですが、今回はかなり濃く描きます。ただこの後の2枚がこの濃さだとどうなるか不明の作風で。本来、明るい刃は濃く描き沈む刃は薄く描くのが正しいのでしょうが、そればかりでもないのが押形だ […]
錆びた刀がお手元にある場合、「良く切れる様に」「錆を落としたい」と、もしもご自分で研磨をされるような事があれば、その価値を大きく落とし、後世に伝えるべき刀の寿命を縮めてしまう事になりかねません。
刀剣の研磨は、棟・鎬地・平地・横手・鋒等各所の肉置きを整えつつ錆を除去し刀本来のあるべき姿に研ぎ上げ、さらに地刃の働きを引出し或いは抑え、鑑賞に相応しい状態に仕上げて行く、総工程十日~二十日以上に及ぶ作業です。「刀剣研磨」とは、他の刃物類の研磨とは全く違う世界なのです。