色んな経緯があって、大阪南堀江にある「STUDIO GIVE」さんにお邪魔して、カメラマンの野田正明さんによる刀の撮影を見学させて頂きました。詳細は書きませんが、やはりプロの”こだわる”仕事は凄いですね。とにかく何から何 […]
古青江の守次×2,為次、貞次、包次、行次、無銘古青江と妹尾行国を鑑賞。古青江の地鉄は縮緬肌と呼ばれる独特の風合いが特徴で、誌上鑑定では「独特の肌合いを呈し」などの様に、暗に縮緬肌と分かるワードで古青江へと誘導されるため、 […]
近年新たに出現した入鹿短刀の押形を採拓させて頂きました。もしやと思い調べてみると光山押形に掲載の御品でした。尊い。 以下所見。 短刀 銘 □鹿住藤原實□(入鹿住藤原實綱:光山押形所載)刃長 25.5㎝(八寸四分二厘) 僅 […]
入鹿庄ご出身の方から、紀州鉱山で採掘された鉱石を頂戴しました。なんとお父様が紀州鉱山の職員をされていたそうで。この地域からは様々な鉱物が採れ、紀州鉱山では銅鉱石などが採掘されていたそうです。入鹿鍛冶が好きな私は入鹿に所縁 […]
錆びた刀がお手元にある場合、「良く切れる様に」「錆を落としたい」と、もしもご自分で研磨をされるような事があれば、その価値を大きく落とし、後世に伝えるべき刀の寿命を縮めてしまう事になりかねません。
刀剣の研磨は、棟・鎬地・平地・横手・鋒等各所の肉置きを整えつつ錆を除去し刀本来のあるべき姿に研ぎ上げ、さらに地刃の働きを引出し或いは抑え、鑑賞に相応しい状態に仕上げて行く、総工程十日~二十日以上に及ぶ作業です。「刀剣研磨」とは、他の刃物類の研磨とは全く違う世界なのです。