京都国立博物館では現在「特集展示 新時代の山城鍛冶―三品派と堀川派―」が開催中です。堀川物と三品派作品が主な展示となっています。 研磨をさせて頂いたものも多数出陳されていますが、寺社御所蔵のものを除き手元に押形記録がある […]
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年1月7日から、本能寺大賓殿宝物館におきまして「信長の愛した刀とその時代の刀剣展」が開催されます。展示刀剣は下記などです。 刀 銘 日州古屋之 […]
錆びた刀がお手元にある場合、「良く切れる様に」「錆を落としたい」と、もしもご自分で研磨をされるような事があれば、その価値を大きく落とし、後世に伝えるべき刀の寿命を縮めてしまう事になりかねません。
刀剣の研磨は、棟・鎬地・平地・横手・鋒等各所の肉置きを整えつつ錆を除去し刀本来のあるべき姿に研ぎ上げ、さらに地刃の働きを引出し或いは抑え、鑑賞に相応しい状態に仕上げて行く、総工程十日~二十日以上に及ぶ作業です。「刀剣研磨」とは、他の刃物類の研磨とは全く違う世界なのです。