支部入札鑑定会

今回も当番でしたので刀を集めさせて頂きました。
当番の時は入札出来ないので残念ではありますが、入札者の思考回路を見させて頂くわけですから大変勉強になります。

鑑定刀
 1号 太刀 正恒         (古備前・特別重要刀剣)
 2号 短刀 宗昌親 平成二十七年春
 3号 太刀 守次         (古青江・特別重要刀剣)
 4号 短刀 平安城堀川住弘幸 慶長拾三年九月日(重要刀剣)
 5号  刀 弘幸            (堀川・重要刀剣)

鑑賞刀
 大太刀 無銘 吉岡一文字(三尺三寸)
                      (柏原美術館館蔵品・重要刀剣)

1号 古備前正恒

2号 宗昌親

3号 古青江守次

4号 弘幸(堀川)

5号 弘幸(堀川)

鑑賞刀の吉岡一文字の大太刀には鉄鎺(共鎺)が付属します。
古い時代には刀を一口鍛える毎に鉄の鎺も作ったと云われますが、今は特別な注文が無い限り鉄鎺が使われる事はありません。
過去に見た鉄鎺は新刀期が2口、室町期が1口、後は全て南北朝以前の物でした。

この度も大切な御刀を鑑定刀としてご提供頂き誠にありがとうございました。

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