村正②

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短刀、銘 村正

11回目も前回に続き村正の短刀です。
これはあまり聞かないと言いますか聞いた事が無いのですが、私は村正の研磨は大変難しいものだと思っています。過去度々村正研磨の機会を頂いて来ましたが、いずれの作品も天然砥への反応がかなり繊細な鉄質でした(当然個体差はあると思います)。
そんな刀ですので見事な研ぎに掛かっている村正に出合った時は、その研師の技量に本当に頭が下がります。内曇砥以降の天然砥石の性質を余程研究しなければ、そういう研ぎは出来ません。

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