天然砥石比較 78〜82

No.78
No.79
No.80

No.78

No.79
No.80

No.78
砥石硬度  5/10
研磨力 4/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.79
砥石硬度  6/10
研磨力 3/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.80
砥石硬度  6/10
研磨力 6/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.78 見た目からあまり使って来ませんでしたが、若干締まり気味の刃砥として良い石です。
No.80 いつ頃の産出でしょうか。非常に良い石です。おそらくかなり古い時代の物ではないかと思うのですが。ヤケていない部分のこの独特の色合い、やはりこの手の石は高レベルですね。

No.81

No.81
砥石硬度  7/10
研磨力 5/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.81 内曇砥の地砥です。
内曇の地砥として良い石ですが、私は内曇の地引き工程に内曇砥はあまり使いませんので、今後も使う機会は少なそうです。

No.82表面
裏面
側面

No.82
砥石硬度 6/10
研磨力 7/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

大分以前に発見し、その後行方不明になっていた砥石が出て来ました。
天然砥石比較 50〜59」のNo.50、「刃艶重要2」がありましたが、実は今回見つけたNo.82が「刃艶重要1」。
これが見つかっただけでも「天然砥石比較」をやった価値があった・・・と言いたい所ですが、実は「刃艶重要3」まであったんです。
「3」も何も記していませんが見れば分かるんです。がしかし見あたらず。。どこに置いたのか。
にしても、引き砥として久々に試してみましたが、最上の刃引きです。最上の刃引きにして最強の刃艶。スーパー砥石ですな。
一見大平に見えますがしかし、どうも大平ではない気がするのですが、どうなんでしょうか。

(研磨力数値はこの刀身に対しての物です。全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。)

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