柴田果
読んでいた本に柴田果の事が書かれていました。
刀鍛冶であり大変な収集家でもあった事は知っていましたが、詳しく知らずで。
重文の小夜左文字を持っていた方なのですね。ネット検索するとその事が沢山出て来ました。
柴田果の短刀は過去2口研磨させて頂きましたが、内一つが今思うと左文字風の造り込みでした。
当時は則重を狙ったかとも思っていましたが、僅かに反っていた記憶があり、だとしたら則重でなく左文字です。(こんな時、全身押形を残しておくべきだったと後悔します。。)
小夜左文字を所持していたという事はやはりそれを狙った或いは写した短刀だったのでしょうか。気になります。
大正時代の押形 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
↑数年前のブログで私が持っている昔の押形集の事を書いた事が有りましたが、先ほど柴田果の検索ついでに小夜左文字の伝来も見てみました。ネット情報によると、柴田果に渡る前の所有者が、私が持っている押形集の小夜左文字の押形が入っていた封筒の田村市郎さんなのですね。
(上記ブログで但州国光の短刀について「”偽物”と書いているのでしょうか」と書いたのですが、平成28年に重刀指定済みでした。)