大和なる玉置の宮の弓神楽

また拵の事ですが。
小柄は赤銅独楽図です。魚子は手擦れでトロトロに。
天正拵は三所などに揃えずバラバラが本来だという話や、やはり古後藤で揃えてこそだとか、図柄で揃えるべき、或いは技法で揃えるべき(例えば小柄笄をうっとりで揃えるなど)等々、色々聞きますが、結局のところ予算次第で。。あぁ言ってしまった。
そりゃぁ誰しも古後藤で揃えたい訳ですよ。。
でも幸い私は西円堂が好きなので、庶民の天正拵でいんです。

小刀には「大和なる 玉置の宮の 弓神楽 弦音すれば 悪魔退く」の上の句が切られています。
これは私のルーツである玉置神社に伝わる歌ですが、数年前にいつも大変お世話になっている方から頂戴しました。
当初小柄には煤竹の継を入れていましたが、この小刀を頂戴し早速差し替え。
拵えの中身、刀身自体は一桁万円の安刀ですが愛着満載。
そしてこの小刀のおかげで、この刀のお守り刀としての意味がこれ以上ない物になりました。