祈願

お仕事の安全祈願。
豪雨の粟田神社~青蓮院。

昔、粟田神社のビアガーデンで土砂降りと迅雷の中、大樹の元で雨宿りをした事を思い出しました。長男はまだベビーカーに乗っていましたか。。
比叡山、吉田山、銀閣寺、金戒光明寺、南禅寺方面、そして平安神宮にと、落雷が近付き。。
豪雨でボトボトになりながら多くの人が雨宿っていて、結局私もそれに従っていたのですが、あれは逃げないとダメでした。
あの時雷が落ちなかったのは粟田神社だけじゃなかったか。そんな気がしています。
ベビーカーに乗っていた息子も、今では私より身長が高いです。



昔の配置に戻しました

都合で研ぎ台を久々の配置に。これ落ち着きます。これで行こうか。



壊れる

電気炉が壊れた。
1000時間以上程度は使ってきたと思いますが、これくらいで壊れるんですかねぇ。。
ヒューズは切れていないし。分解してみようかと思ったのですが、素人が変にさわって仮に直ったとしても、安全面で心配ですし新しい物を購入しようかと。
しかし検索してみるとかなり値上がりしていて、もう昔買った値段では無理なんですねぇ・・・。



「百錬精鐵 刀匠 月山貞利展」京都髙島屋8/25(水)~31(火)

会場:京都髙島屋6階美術画廊
※最終日は午後4時閉場
京都髙島屋の営業時間についてはHPをご確認下さい。

月山鍛冶は鎌倉時代初期の鬼王丸を祖とし、奥州月山の麓で鎌倉、室町期に栄えました。月山鍛冶の最大の特徴は、刀身全体に波のように流れる「綾杉肌」で、月山鍛冶の鍛えた刀身に顕著に現れることから、月山肌とも呼ばれます。江戸時代に入ると月山鍛冶は様々な要因から影を潜めますが、松尾芭蕉の「奥の細道」に「此国の鍛冶、霊水を撰てここに潔斎して剣を打、終に月山と銘を切って世に賞せらる」とあるようにこの時代にもその名は広く知られていました。
幕末の月山貞吉もこうした鍛冶の1人でしたが、天保期に大阪へ移住し月山鍛冶の再興を果たし、大阪月山の基を開きました。その後、月山貞一(帝室技芸員)、月山貞勝、月山貞一(重要無形文化財保持者)の各時代に様々な苦難を乗り越えながらも、月山貞利によってその尊い技術は現代に受け継がれています。
本展では約八百年続く綾杉鍛えの作品や月山家に伝わる刀身彫刻、日本刀各伝の作品を一堂に展示致します。また後継の刀匠月山貞伸の作品も同時に展示致します。
刀匠月山貞利が鍛え上げた渾身の最近作をどうぞご高覧下さい。



特別展 薩摩の陶と刀 ―響きあう美濃との歴史と文化―

岐阜県博物館にて開催中です!
岐阜県博物館HP

 2021/07/23(金)~ 2021/09/26(日)

 江戸中期、薩摩藩によって実施された木曽三川の宝暦治水工事が契機となり、昭和46年に鹿児島県と岐阜県とのあいだで姉妹県盟約が結ばれました。以後、さまざまな交流事業がおこなわれるなか、令和3年には50周年を迎えます。このことを記念するため、岐阜の美術工芸として馴染みの深い「陶磁器」と「刀剣」に着目し、鹿児島が誇る「薩摩焼」と「薩摩刀」に焦点を当てた展覧会を開催いたします。

展覧会名特別展 薩摩の陶と刀 ―響きあう美濃との歴史と文化―
開催期間2021年7月23日(金)~2021年9月26日(日)
観覧料入館料:一般600(520)円 大学生300(200)円 高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体
図録の購入について※準備中
ダウンロードチラシ(表 PDFJPG)・チラシ(裏)
関連リンク記者発表資料岐阜県庁ホームページ) ※関連記者発表資料岐阜県庁ホームページ


拭いの続き

先日のこれは無事良い拭いになっていました。
やはり焼き方が肝要と改めて確認。

しかし原料による違いも確認しておきたく、一番好きな拭い原料の鉄肌を今一度頂戴する事が出来ました。
とりあえず焼き前も拭いにして試します。
黒い拭い。20代の頃、拭いはこの色でなければダメだとお教え頂いた事がありましたが、ちょっと私には合わないです。



七人の侍

久々に見たくなってしまいまして。207分、終わるのが寂しいです。

さてさて、ブログの内容が気になりちょっと確認しました。
島田勘兵衛の短刀。Wikipediaでは平造ですが、やはり冠落造ですね。
で、どうしても古刀に見えなくて。。例えば藤枝太郎英義みたいな新々刀に見えてしまいます。。おっと危なく研ぎ減りによる姿の変化を見誤る所でした。この映像は1586年(天正年間)当時の物なので研ぎ減っていないんですよね。と考えると前回の兼春なんて見方は結構良い気がします。これが秋山小兵衛ならば「ノサダ」というのですが、勘兵衛さんはちょっと違う気がします。
前回は平八さんの刀が思い浮かばなかったのですが、実は今回も思い浮かばず。なんででしょ。
今一歩キャラが薄いからか。でもそうでもないと思うんですが。。また次回考えます。





天然砥石比較 130~137

No.130
No.131
No.132
No.133
No.134
No.135
No.136
No.137
No.130
No.131
No.132
No.133
No.134
No.135
No.136
No.137

No.130
砥石硬度  8/10
研磨力 3/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.131
砥石硬度  6/10
研磨力 4/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.132
砥石硬度  3/10
研磨力 4/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.133
砥石硬度  5/10
研磨力 5/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.134
砥石硬度  7/10
研磨力 4/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.135
砥石硬度  8/10
研磨力 3/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.136
砥石硬度  2/10
研磨力 2/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

No.137
砥石硬度  7/10
研磨力 3/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

8本中、刃引きになるのは1本。中間的砥石として使用出来るのが2本。
No.135は産地不明ですが八木ノ嶋の様な模様が。地を引いたので研ぐのをやめました。大平は昔から刀剣用として使用されて来ましたが、地を引く石が少ない事が一番の理由の様に思います。

とりあえずこれで体裁のよい仕上砥は大体済みましたので天然砥石比較は今回で終わりにします。



拭を作る

砥石の話、もういい加減飽きたわ!といわれましたので、ちょっと別の話題でも。
といってもこんなお話になっちゃうんですが・・・(^-^;

使用していたお気に入りの拭いを使い切ってしまい、この一ヵ月ほど、新たな拭いを作っていました。
せっかくの機会なので、複数の刀鍛冶さんから頂戴した鉄肌や超鋼合金も試します。
(炉の液晶温度表示は壊れているわけではありません。肉眼では普通に見えますが実際は高速でランダムに点滅していてカメラで撮ると歯抜けになります)
作刀原料の違いか、作刀工程の違いか、それとも拭いの製作方法の違いなのか、原因は分かりませんが拭いの効力はそれぞれ全く違う物が出来ます。

焼き上がった超鋼合金と鉄肌。

超鋼合金の拭いです。この色を見た時点でダメなのは歴然。
以前青紙スーパーで作った拭いも確かこの色でしたか。
何せ鋼の知識無くやみくもに試しているだけなので、こういう失敗も多いのです。
以下青紙スーパー系ブログ
鋸刃 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
みつからない | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
青スーを | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
青スーを鉄肌にする | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
低硬度の拭い | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
拭いの続き | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)

今回期待の拭いです。
しばらく前に一度作ったが今一歩だった鉄肌の焼き方を変えました。
もしもこれがOKならば、拭いの良否は拭いの製作方法で決定される事になります。
二十数年前凄い拭いに出会い成分分析に出し衝撃を受けて以来、ずっと解決したかった問題です。
そんな凄い拭いを普段から普通に使っている研師が居るわけで、その差は大きいです。
しかし自分で解決して辿り着く面白さはありますし、芸人さんのエピソードトークではないですが、失敗の経験は宝です。