全身押形完成

制作途中だった鎌倉末期在銘太刀の全身押形を今夜完成させました。
やはり直刃は早い(時間短縮のため墨は一切使用せず)。映りが元から先まで途切れる事無く続き、映り描写の方が時間が掛かったか(これだけ途切れずほぼ均一に続く映りは実はそんなに多くはありません)。
直刃とはいえ完全な直刃ではなく、微妙に揺らいでいます。手に取り白熱灯に透かしてみれば、微妙に揺らぐどころか、小足、逆足、片落ち風など様々な働きが(透かして見る角度だと密集して見る事になり、より強調されて見えます)。この微妙さを押形に完全再現するにはかなりの時間が必要ですが、今回は時間もかけられず、延べ5時間程度。