砥石をいただきました

天然砥石を頂戴致しました。
この写真以外にも多数なのですが、内曇りが30丁以上。名倉・細名倉が10程度。
いつも好んで使っている大平の合砥も10以上。
あとは刀研師にはもったいない中山や産地不明の大判砥石が多数。

内曇り用の棚にはもう入りませんので、人造砥用の棚にあった使っていない砥石を出して入れ替える事に。
この写真以外にも箱入りの新品砥石が沢山ありますが、結局使わないので処分です。
この十数年、人造砥に関しては使う砥石が大体決まっています。良い砥石を沢山教えて頂き、様々な好きな砥石に出会うことが出来ました。
この写真の砥石達ももちろん良い石なのですが、砥石は良否よりも好みの違いが大きく、使わない物は有っても結局使わないんです。(写真中程の備水はついでに洗っただけで、また棚に戻ります)

人造砥用の棚ですが、結局五分の三以上は天然砥石に。
人造砥は好みベースで大丈夫ですが天然砥はそうは行かずなんです。様々な刀に対応するため様々なタイプの天然砥石が必要です。
同じ砥種でも出来るだけ多くの砥質を持っている方が対応力が上がります。
この様に多数の砥石を引き継がせて頂けるという事は、今後の研磨の質向上に確実につながります。