天然砥石比較27~29

No.27
No.28
No.29

砥石硬度  2/10
研磨力 2/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

研磨力数値はこの刀身に対しての物です。
全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。

天然砥石比較1」と同種です。この石が採掘された当時、各小売店さんでよく見かけました。
内曇りとは、刀身を白く曇らせるための砥石だとの認識が一般的かと思いますが、単に白く曇らせるだけならこの内曇でも十分白く曇ります。
単に白く曇らせるのが目的ならば、高価な内曇りを沢山買う必要はないのですが。。



天然砥石比較22〜26

No.22
No.23
No.24
No.25
No.26

砥石硬度  4/10
研磨力 7/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

研磨力数値はこの刀身に対しての物です。
全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。

天然砥石比較20と同種の砥石。結局この時は運良くこの5本を探し当てる事が出来たのでした。いずれも高い研磨力。重宝し過ぎて板に貼りペラペラボロボロになるまで使っていました。ただ最近は使用しておらず、今回久々に出して引いてみましたがやはり良い砥石。また使うことになりそうです。



天然砥石比較 21

表面
裏面
側面

砥石硬度  4/10
研磨力 4/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

研磨力数値はこの刀身に対しての物です。
全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。

天然砥石比較の「7」「14」に近い砥質です。
数値だけで見ると刃砥になりそうな石ですが、私はどうもヤケの箇所(茶色の部分)が苦手のようです。
ヤケ箇所は他所より若干硬くなりますが、仮にヤケが無いそれと同等の硬さの箇所と比較すると、引き感が全く違います。

因みにですが、毎回砥汁の画像もUPしています。基本的に砥汁の色が黒に近くなるほど研磨力が上ります。
鉄をよく研ぎおろすため、砥汁に鉄の微粉末が多く混じり黒くなります(灰汁水使用の有無にもよります。真水だとより濃い茶が研磨力が高い事に)。
研磨力が弱いと鉄をおろさず、砥石の微粉末ばかりになり色が薄くなるわけです。
ただこれも、砥石硬度と研磨力の二項目だけの数値化のため、画像の砥汁色と研磨力数値の整合性が取れていないと思います。その辺は都度の感覚での数値化という事でご容赦下さい。