長い巻物の巻き方

元々巻物(掛軸等)を巻き取るのが苦手で毎回汚くなっていました。(片側に異様にズレたり、それを修正しつつ巻き取った結果、ガッサーっと雑にまとめたトランプの様に両サイドがガタガタになったりと)。

しかし寒山押形〜、綺麗に巻けるようになりました。元々両サイドへの軸芯の出方は少ないのですが、綺麗に出せるようになりました。



樋用磨棒加工

25年ほど前に購入した樋用の磨き棒ですが形状が好みではなく今までに10回程度しか使用した事がなく。。
しかし眠らせておくのもなんですし・・・。

好みの形状に加工。
タンガロイは硬い。
ちょっと薄すぎたかも。
磨き筋が残るようならもう少し厚くすべし。



寒山押形

私の”一生持てないであろう本リスト”に木屋押形と寒山押形がありましたが、本日寒山押形を頂戴いたしました。(木屋押形はしばらく前に購入)
寒山押形にどの様な品が掲載されているのかを知らずに居たのですが、あまりにも凄くて。。

各刀の解説や寒山先生のお言葉は附属の解説書にあり、本編である春夏秋冬の巻物は原寸全身押形のみ。
押形を学ぶ者にとって、木屋押形同様に全身押形が延々と詰め込まれた装本のパワーは凄まじいものです。

この太い巻物を上手に巻き切る技は無いものか・・・。
ヤフー知恵袋で見てみましたら、表具屋さんだったか専門の方の回答で、「コツは特にありません。遠くを見ながら素早く一気に巻き取って下さい。必ずズレますので巻いた後で直して下さい」的な回答でした(泣)



無題

毎日研磨。たまに押形。

綺麗な地鉄。白、黒、グレーに色分けすると、黒は全部地景といっても過言ではない。

出張での押形作業、太刀と刀を2日で2口。
スピードUPの必要性を痛感です。
答えは分かっているのですが、脱する事が出来ない人です。
癖を鋤簾で底からガッサーっと掻き取って入れ替えたいのですが、それを個性だと思う気持ちが残っているのでしょうか。。
多分それです。



「きのくに刀剣ワールド」

和歌山県立博物館にて「特別展 きのくに刀剣ワールド」が開催されます。
会期 令和3年4月24日~6月6日
詳細はチラシをご覧ください

まだ発表されていないようですが展示リストによると敬愛する”入鹿”も出陳予定です。
(敬愛の使い方は多分間違っているのですが、郷土刀に対する気持ちの表現が見つからず、この言葉が一番しっくり来るのです)

和歌山県立博物館