現代刀の入札鑑定会


過去ブログの調べ物をしていましたら「現代刀目利き認定大会」のブログ記事があり、見てみました。
いやぁ、楽しさが蘇ります。
  現代刀の入札鑑定会 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
「今まで経験した入札鑑定会で過去1,2を争う楽しさ」と書いていますが、訂正しないとダメですね。
過去”断トツに一番楽しい”入札鑑定です。
何故楽しかったのかを考えたのですが、これが結構複雑というか深くて、簡単には書きたくなく。。
また是非開催して下さい!m(__)m

先日の支部会の2号現代刀への入札結果は大変興味深いものでした。
  支部入札鑑定会 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
入札鑑定会に現代刀が並ぶ機会がもっと増えるべきだと思います。

一時期、入札鑑定を否定する風潮があった様に思いますが、それは今も続いているのでしょうか。
迎合するのは簡単なんですが。一旦落ちだすともう止められないし戻せないですよ。
職人の技術も同じで。全体が落ちると戻すのは難しい。
”時代”で片付けるには大き過ぎる損失です。




支部入札鑑定会

今回も当番でしたので刀を集めさせて頂きました。
当番の時は入札出来ないので残念ではありますが、入札者の思考回路を見させて頂くわけですから大変勉強になります。

鑑定刀
 1号 太刀 正恒         (古備前・特別重要刀剣)
 2号 短刀 宗昌親 平成二十七年春
 3号 太刀 守次         (古青江・特別重要刀剣)
 4号 短刀 平安城堀川住弘幸 慶長拾三年九月日(重要刀剣)
 5号  刀 弘幸            (堀川・重要刀剣)

鑑賞刀
 大太刀 無銘 吉岡一文字(三尺三寸)
                      (柏原美術館館蔵品・重要刀剣)

1号 古備前正恒

2号 宗昌親

3号 古青江守次

4号 弘幸(堀川)

5号 弘幸(堀川)

鑑賞刀の吉岡一文字の大太刀には鉄鎺(共鎺)が付属します。
古い時代には刀を一口鍛える毎に鉄の鎺も作ったと云われますが、今は特別な注文が無い限り鉄鎺が使われる事はありません。
過去に見た鉄鎺は新刀期が2口、室町期が1口、後は全て南北朝以前の物でした。

この度も大切な御刀を鑑定刀としてご提供頂き誠にありがとうございました。



鐔を

ちょっと久々に鐔を出して眺めました。
四段箱で二枚づつ、計八枚。
お気に入りも変化しますので最初の揃いとは内容も変わっています。
久々に見るとやはり良いですね。改めて気に入ってしまいました。
天正風拵えの方は、柄直しに出して合計1年を過ぎました。
待っている間が楽しみですね。不安と楽しみとが同じ重さです。



鋸の引き跡

先日、蔵から出て来たという砥石を見せて頂きました(鳴滝付近から産出の砥石なのだと思います)。
以前も度々書きましたが、砥石の側面に手引きの跡が確認できます。
現在は丸鋸で切断しますので、側面には丸鋸の跡が斜めに残ります。この砥石の様に水平に引き跡が付くのは手引きされた砥石。
丸鋸に変わったのがいつ頃なのか私には分かりませんが、そんなに最近ではありませんよね。
手引き跡は古い時代に産出された証拠です。

大きく重い手引きの鋸。刃は真ん中に小さいのが付いています。
手作業。
一々凄いです。

過去ブログ↓
手引きの | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
砥石が重石 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)
天然砥石比較 89~100 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)