木硯

押形展示の件で刀剣博に行った時、木硯(もっけん)の存在を教えて頂きました。
デアゴスティーニの週刊日本刀84号の特集記事「押形の美学」にも書いて頂きましたが、私が押形採拓時に毎回一番強く意識している事は、正確な押形を描く事でも美しい押形に仕上げる事でもなく、安全に作業を終える事です。
ですので道具は出来るだけ安全な物を使いたく、機能上使用する事のあるシャーペンもティッシュで包み万一の事故に備えた状態で使っています。
そんな中、刀の周辺に置く一番硬い物が硯で、これだけは仕方ないと思っていたのですが・・・。

木の硯があるなんて全く知らずでした。
出先で国宝や重文などの押形採拓を行う事も度々ですが、これだと安全度も上がります。

なるべくコンパクトな物が好きなので、特注で小さな木硯を。
細かな注文にも関わらず何度も詳しくやり取りして下さり、おかげで毎日気持ちよく使える素敵な道具を手にする事が出来ました。
感謝感謝です。