全身押形で難しいもの

片チリに比べると両チリの刀は圧倒的に少ないです。
部分押形程度ならよいのですが、全身となると実は両チリの刀は非常に難しいものです。
鎬の線がざっくりと出る様な採り方ならば簡単なのですが、明瞭で強い線をだそうとするとかなりの手間を要します。

そしてもう一つ、連れ樋の刀も激烈に難しく。。
こちらもざっくり線を出すだけなら簡単ですが、明瞭な線を出すにはかなりの修練が必要で。
今回の全身では時間も無く、実刀から線を出す事はあきらめ、あとは02のシャーペンと各種定規で作業を。

以前は石華墨でサッと引くだけの線でしたが、近藤先生から線の重要性をお教え頂き意識を改めました。
結果、輪郭やその他の線中に入る白い物は各段に減ったと思いますが、交点の正確さは私の線では全然ダメです。