研磨料金改定
研磨料金の改定をさせて頂いております。どうぞよろしく御願い致します。
研磨料金の改定をさせて頂いております。どうぞよろしく御願い致します。
少し前にも告知しておりますが、現在長野県の坂城町「坂城町 鉄の展示館」にて、
「日本刀の匠たちー第7回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」が開催されています。
タイトルの通り、新作刀の名作、研磨部門出品の新古名品の数々、そして海外からも複数の出品が有る刀装具、さらに白鞘、鎺、柄前、拵え等が展示されています。
私も研磨部門に無銘粟田口、そして今年から新設された“Sword Oshigata Art”部門には粟田口國綱の全身押形を出品させて頂いております。
展覧会詳細は日本刀文化振興協会HPをご覧下さい。
刀美、引き取ってくださる方が見つかりました。
ありがとうございました。
兵庫県から御連絡を頂いた方が一番最初でしたので、こちらの方にお送り致します。
記載頂いているメールアドレスに送信出来ませんでしたので、御連絡出来ませんが、ご住所等を御記載頂いておりますので、そちらにお送り致します。
箱の準備等がありますのですぐにはお送り出来ませんが、近日中に発送させて頂きます。
あと、誠に申し訳有りませんが、ブログに書いておりますとおり、送料着払いにて発送させて頂きます。どうかご容赦ください。
大変忙しくさせて頂いており、ブログも滞っておりました。
研磨内容などは書けない事が多いですがあった事を少々・・・。
某日、了戒刀拝見。かなり柔らかい鉄。こういうタイプは針金程度の硬さだと思います。
また後日、錆身や古研身など多数拝見。
ネットオークションなどは正にそうで改めて言う事でもないですが、刀には偽銘が多い。
二ヶ月ほど前に作ったどんぶり鉢が焼き上がり、届きました。
多分直径30センチほどに作ったんだけど、20センチほどにまで縮んでいて驚きました。こんなに縮むんですね。
インスタント吉牛美味し。スグキが有ればなお良しです。
刀美を全号揃えようとした結果の余りです。
欲しい方が居られましたら差し上げますのでメールしてください。
でも着払いで送らせてくださいね。
研ぎ舟を頂きました。準備が出来たら今使っている舟と交換したいがなかなか準備が出来ず。
もう何年掛けているのか、お気に入りのメガネが本当にもうボロボロになって来たので修理に出しました。
最近ならばメガネが2個買えるほどの修理代でしたが、ピカピカになって帰って来て満足。
しかしクリア塗装での修理のようで、またスグに傷だらけになりそうです。
その後は、”文化庁平成28年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業”の「刀剣類の保存に関する部分修復技術研修会」の研修生に選出して頂いていたため研修に参加。
日頃から文化財修復に携って居られる先生方のお話は大変勉強になりました。
刀剣会でいつも大変お世話になっている先生より、使い易い素敵なお湯のみと、かわいらしい一輪挿しを頂きました。
以前先生の作品の箱書きに、”どんどん使ってね”というような言葉を見た事があります。数年前に頂戴したお湯のみとお茶碗も毎日使っています。
だいそじん等も多数頂戴しました。ありがとうございました。
これは読むのが楽しみです。
福岡一文字個銘在銘重美太刀を拝見。
事前に全身押形等で少し調べてから行ったのですが、現物が遥かに上でした。
中には押形の方が良いという刀もあるわけですが、ここまで実物の力の方が強い品は少ないと思います。
相州上工重美刀拝見。
ん~、相州様式は難しい。頗る良い刀です。ただ、もっと沢山見て行かなければこの刀の本当の凄さは分からないのだと思います。私ではまだ経験が足りない。
先日拝見した御刀の白鞘、抜く感触だけでどなたが作られた鞘かが分かりました。また後日別の御刀、どなたの研ぎかが分かります。
こういう素晴らしい仕事を目指したいと思いました。
長野県、坂城町 鉄の展示館に於いて、「日本刀の匠たち・第7回 新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」が開催されます。
展覧会詳細は日本刀文化振興協会HPをご覧下さい。
長野県、坂城町 鉄の展示館に於いて、「日本刀の匠たち・第7回 新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」が開催されます。
私も刀(粟田口)と押形(粟田口國綱)を出品させて頂いております。
展覧会詳細は日本刀文化振興協会HPをご覧下さい。
毎日、目の前の仕事に一所懸命。
基本的に半径1メートルの世界で生きている気分です。視野の狭い事、狭い事。
こんなのでいいのか?なんて自問自答する事も正直あるわけですが。
こういう生活を見て、「だから職人はダメなんだ」と思う人も多いですよね。
でもここからしか生まれない物も多いんですよ。
話は変わります。
刀は人みたいなものです。
人は、誰かと一度会えば結構ちゃんと記憶に残りますよね。
一度話せば数年後すれ違っても「あっ」と思います。
刀も沢山見て行くと、個体識別みたいな事が自然に出来ます。
誰だったか名前は思い出せないが見た事がある、と。
それは白熱灯でしっかり鑑賞するとか茎を開けて銘を見るとかをしなくとも、ぱっと一瞬見ただけでも「あっ」となるものです。
先日北山通りを車で走っている時、歩く人を見て「あっ」と思ったのと、数年前に研がせて頂いた御刀を先日全く別の方から部分研磨にお預かりし持ち帰り、柄を抜きハバキ元の化粧磨きを見るまで「あっ」と思わなかった事で、思いついた話でした。
京都府支部では岐阜県支部さんと相互交流を行う事になり、その第一回目として、日本美術刀剣保存協会 岐阜県支部支部長の近藤邦治先生をお招きし、入札鑑定会が開催されました。
入札鑑定
一号 太刀
二尺五寸台か。腰反り。身幅重ねともにあり健全。精良な地鉄。映り立つ。腰に十数センチに渡り大きく腰刃を焼く。その上は直調の小乱れ小丁子。腰刃のすぐ上付近は独特の小錵が付きバサけた匂い口。腰刃は弱めで潤む。三作風帽子。
格調高い太刀。この腰刃は古一文字だと思う。私には個銘などは分からないので特に最上級の入札をしてみる。
古一文字則宗と入札。
二号 太刀
同寸ほどか。よく反るが、多分ハバキの台尻付近が一番強いのではないか。一号よりかなり刃錵が強い。映りは有るがそれほど目立たず(会場の照明のバックに暗幕を掛けていないせいか。ちょうどバックが黒板なのでそれで暗幕の代用としているがダメかもしれない)。 明瞭に縮緬肌。
先日研磨させて頂いた粟田口そっくりの刃錵具合。時代の特長のようだ。
古青江為次と入札。
三号 脇差
平身。少し反る印象。尖らぬ三本杉風。返りに互の目を5,6個焼き下げる。三つ棟。
候補が幾つか考えられ迷う・・・。
千子正重と入札。
四号 刀
小ぶりで細め。二尺前後か。反り強い。鎬幅狭い。肌立ちぎみ。元来絞まった感じの互の目だと思うが研ぎの具合で本来の地刃がつかみ辛い。基本的には二個づつの調子。尖り刃は無い。帽子差し裏は地蔵風。
これも大変迷うがとりあえず美濃に入れてみる。
初代兼元と入札。
五号 刀
二尺二寸ほどか。反り浅め。焼きの高い丁子。蛙子、大房の袋丁子風、重花、頭の平らになる丁子等大変華やかだが過ぎず丹精。大変明るい。玉を一つ。焼き出し付近が大人しくなり、ウブかもしれず。帽子互の目二つ。詰みぎみの地鉄。映る。
凄い刀だ。太刀か。どうしよう・・・。古く行ってみる。最上で。
一文字吉房と入札。
当扱い
当
イヤ
イヤ
能
三号 美濃らしい事が聞こえた。兼定じゃないと思うので兼房に入札。
四号 小太刀かぁ。ならば小反りだと思う。長船師光に入札。
五号 若かった。与三左衛門尉祐定と入札。
当扱い
当
同然
同然
能
五号 もう少し古いとお教え頂いた。 則光と入札。
当扱い
当
同然
同然
当扱い
一号 太刀 銘 國綱(古備前)
二号 太刀 銘 不明(古青江)特別重要刀剣
三号 脇差 銘 陸奥守大道 大縄賢物 義辰
四号 小太刀 銘 備州長船幸光 康応元年十二月日
五号 太刀 銘 備州長船祐光 文安五年二月日(金象嵌)万治元年戌閏十二月廿六日 三ッ胴切落 山野加右衛門尉永久(花押)重要刀剣
五号太刀、凄い出来でした。
一号太刀、大きくそして潤んだ腰刃を焼いていましたが、備前の古い所には腰刃を焼いた物があります。
2007年のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/j1573jj/64625983.html
古一文字の「焼き出し部の刃の弱さを見たい」「一文字の腰刃を見たい」と言うテーマを持ち一文字展に行きました。
この度はご多忙の中、遠方よりお越し頂きました近藤先生はじめ、大切な御刀をご提供くださいました岐阜県支部の皆様に心より御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。
また、入札鑑定会までの時間は、別室にて会員初心者さん向けの勉強会が開かれています。私は今回は参加できなかったのですが、大変和やかな雰囲気で好評のようです!!
昨日は小さな変な事が色々あったなぁ。
蕎麦屋さんで相席になった、パリッとしたスーツにお洒落な髭でハンパ無く日焼けした若い男性が、細かくぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ口を鳴らしながら蕎麦を食べたり、後から入店した女性3人連れが面白い関西風の入店の仕方だったり。三人がそれぞれ灰皿を要求しタバコを吸い、一瞬で店内がタバコ臭さ満開になったり、店員が注文を取り間違えて揉めたり、
車で移動して、初めて入った喫茶店、外観等は最高に良いがコーヒーが驚きの不味さで。ミルクと砂糖をたっぷり入れて我慢してグーっと飲んで500円を払い、口いっぱいに雑味を感じながらコインパーキングで30分ちょっとの駐車で800円を払った。
小さく変な日や。