表も
片面途中
作業をすすめる
もうすぐ5月です
埋もれていた名刀拝見
本日は古研ぎや薄錆身で新刀古刀それぞれ最上作を複数拝見した。
いずれの刀にも共通するのはよく詰む精良な地鉄。
ただ詰むだけなら無鍛錬刀も同じだが、地錵や地景による立体感が地鉄に生まれることで、名刀となる。
中には大肌の混じる物も有ったが一切立たず閑寂としていた。
帰宅後ニュースで佐藤浩市さんの会見を少し見たが、今日拝見した刀とあいまって、人生を感じてしまった。
はしょり過ぎて意味不明ですか。。
その後研ぎ場で綾小路を拝見。
山城の古い所は大体共通した研ぎ上がりを感じる。
アイスマン
アイスマン見ました?!
世界にはまだ埋まってるんでしょうねぇ。
年月の浅い遺体はあんな大写しではとても見られないでしょうが、アイスマンは抵抗無く見られるのはなぜでしょ。
不思議なものです。
色んなものの境界線が気になるところです。(映していいものなど)
関西弁で
関西弁で「なるようにしかならんわぁ」てフレーズかよく使われるんですが、研師はそれに必死で抵抗する仕事やね。
「成る様にしか成らん」でなんでも済むんやったら楽でしゃぁない。
なんの仕事も同じやけどね。
新刀大互の目
焼き幅広い新刀大互ノ目に内曇を引く。
焼き刃がかなり硬いため過去の研磨でそうとうしゃくって研がれており地刃の凹凸が著しく、全て直すのに数日を要した。
ようやく内曇に入るも苦戦が予想されたが意外にも素直に進む事が出来る。
大変切れ味の良い(研磨力が強いの意)現代の人造砥ですら硬くて苦労する焼き刃でも内曇が素直に効いてくれる事が有るが、いかなる理由か?!
実はこのパターンには時折出会う。
(硬さが原因で下地研磨に苦しめば天然砥を使用する内曇や仕上げでも苦労するのが通常なのだが)
石がおもしろいのか鉄がおもしろいのか。。