村正①

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短刀、銘 村正

10回目、村正です。
村正は室町時代末期の伊勢の刀工で文亀を上限に同名の継承が数代あるようですが、現存する正真と思われる銘にも様々あり、その代別については確固たるものではありません。
(文亀を初代、天文を二代、天正を三代とする通説が広く知られています)



初代忠吉

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短刀、銘 肥前國住人忠吉作

9回目。慶長新刀、初代忠吉の短刀です。
二代近江大掾忠廣の短刀は稀有であり、それに比すると初代の短刀は多いという事になりますが、他の慶長新刀、例えば堀川国広などと比べると決して多くはありません。これは同じ慶長新刀でも活躍年代に微妙な違いがある事が要因の一つとして挙げられます。



陸奥守忠吉

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脇差、銘 肥前國陸奥守忠吉

8回目です。前回の近江大掾忠廣の嫡子、忠吉家三代の陸奥守忠吉です。
この三代忠吉の作品は初代、二代に比べると現存数が格段に少ないわけですが、それは長寿であった父、近江大掾忠廣の代作に長年従事していた事と、父に先立つ事七年、五十歳の若さで歿していることによります。(近江大掾忠廣は享年八十一)
多くの肥前刀工中、人気実力ともに最も初代に迫るのがこの三代忠吉で、押形の脇差も、美しくも強さのある地鉄に錵密度が濃く明るい刃を焼いています。



近江大掾忠廣

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刀、銘 肥前國住近江大掾藤原忠廣
    寛文二年十二月廿二日
    貮ッ胴截断 山野加右衛門永久(花押)

7回目
初代忠吉の嫡子、忠吉家二代目を継ぐ近江大掾忠廣の刀です。忠廣は作刀期間が六十年以上と長く、多くの作品を残しています。
肥前国自体、刀の生産本数が非常に多いのですがその中でも最も多くの作品を残しているのが忠廣で、肥前刀工だけでなく、全刀工を含めても現存作品数は突出しているのではないでしょうか。
作風は直刃、丁子、互の目と数種ありますが、過去の鑑賞や研磨の経験上やはり直刃が断然多く感じられます。