第17回 京都刀剣まつり

京都刀剣まつりですよ!
毎年恒例で、5月の連休中に多くの刀屋さんが京都に集います。
今年は5月2日、3日、4日です。
出店リスト等詳しくは京都刀剣まつり実行委員会HPをご覧下さい。
全日本刀匠会近畿地方支部ブースもあります。
刀匠が製作したレアな小物が多数出ると思いますよ!



砥石の

本日は、石原砥石工業所のご主人と奥様にお越しいただきました。

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世界中の日本刀研師のほぼ全てが石原さんの内曇砥を使用している、或いは使用した事があるでしょう。
私も石原さんに採掘して頂いた砥石を何百キロ持っているか分かりません。
本日は、研師にとっては本当に魅力一杯のお話をお聞きする事が出来ました。
今後の展開を期待しております!!
その後、大阪へ。
御刀をお納めし、その後奈良へ。
これは昔から思っていたのですが、切っ先の下地の精度をもう一段上げたい。
道具立てはよいと思うので、切っ先下地の考え方と光りの取り方です。
おそらく私とは別の光りで見ていると思われる奈良の研師さんの所に教えて頂きに行きました。
やはり別の光りでした。 
切っ先の下地だけでも、砥石の順序や当てる場所の順序、何を一番意識するかなど、研師同士にしか分からない事が大量にあります。
私とは全く別の光りを基準にして見事な切っ先を形成する研師の言葉とは本当に未知のもの。
今までの下地に今日教わった事を加味出来れば素晴らしい。



平成25年4月 京都刀剣入札鑑定

例会にて。
五号 刀
 
 銘を聞いてしまいました。
 
 古一文字と入札。
四号 短刀
 備前短刀。 そこそこ反る。 片落ち互の目。 映って流れる。
 南北の短刀です。 流れて少し肌立ちますので元重を思いますが、こう言う反りの元重ってあったかなぁ。。
 姿は兼光だと思うが。
 元重と入札。
三号 脇指
 表切刃、裏平。 
 これはわりと最近出たものだ。
 親国貞と入札。
二号 刀
 三号脇指そっくりな出来。 
 しかし帽子が浅いので変えたくなってしまう。
 刃の特長から播磨守忠国と入札。
一号 短刀
 良短刀。  冴える刃。 先で焼き幅広がる。
 当麻と入札。
 一号 通り
 二号 イヤ
 三号 当り
 四号 準当り
 五号 準当り
一号はこれかな。 粟田口吉光と入札。
二号、この人の作品には播磨守忠國と入札してしまう悪い癖が有るようだ。 親国貞と入札。
 一号 当り
 二号 当り
 三号 当り
 四号 準当り
 五号 準当り
一号 短刀 吉光(藤四郎)
二号 刀  親国貞
三号 脇指 親国貞
四号 短刀 備州長船光重 貞治四年三月日
五号 太刀 助包
どうやら親國貞を見ると播磨守忠國に見えてしまう悪い癖が有るようで、この三号脇指が以前出た時はこれに忠國と入れてしまっておりました。 そして今回はそれそっくりな出来の二号に忠國と入れてしまった。
以前の記事
四号は以前元重が出た時の事を思い出しながら今回も考えました。
先ほど確認しましたら、やはり元重に今日の短刀の様な姿は少ないようだ。
以前の元重の事
以前の鑑定刀元重

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また

またテレビのお話ですが…
八重の桜。西郷と大久保、薩摩拵でしたねぇ。
「おぉぉ」っと声が出てしまいました。 二人とも小鐔でカツコイイ拵えです(^^)
薩長同盟をとりなした幕末のヒーローも、視点を変えれば「土佐脱藩浪士」と一言でかたずけられます。
あれこれ気にせず普通に生きろと言う事ですね。
しかし、多分全く出てこないだろうと予想していたのですが、それではファンが黙って居ないという事ですか(^^)
映像にも映っていましたが、ミニエー銃の弾丸は大きいですねぇ。 度々実物を見ますがあんな物が当たったら大変な銃創になるんじゃなかろうか…。 戦場とはある意味今も昔も変わらないのかもしれませんね。