粟田口忠綱

先日の京都支部の入札鑑定、一号刀に粟田口忠綱(一干子)の薙刀が出ていました。
また一の札、二の札と外してしまいました・・・。
研師で一干子を毎回の様に一、二と外すのはまずいですよねぇ。  ・・ブログに書いちゃってますけど。
造り込みは静型薙刀、彫りは梵字と薙刀樋だけです。
一応越後包貞までは頭に浮かびましたが、忠綱は最後まで出て来ませんでした。(薙刀から大坂新刀を導き出すには匂い口の特性によほど自信が無いと難しそうです)
それにしても忠綱、彫りをもてはやされますが、良い刀身です。
そろそろ頭に入って来たと思います。 
匂い口の雰囲気を掴んだ気がします。
次回からは典型作ならば積極的に出て来そうですし、変わり出来でも消去法でしょうけど一の札で行きそうな気がします。

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