埋鉄ビフォーアフター
埋鉄資材にフクレ破れの傷が有りましたので、これを埋鉄で消してみます。
画像中央の平地部、分り難いですが、小傷が有ります。
現状では小さく見えますが、上に向かいフクレと成っています。
もしもこれを研磨するとなると、砥石を当てて錆を除去していくわけですが、その過程で必ず大きな傷へと移行します。
改正を当ててみました。 やはり大きなフクレ破れです。 画像右端の大傷とつながっている事も考えられます。
少し右側鎬地の柾割れが、右端大傷と同層の様ですので、三つ全て同層の可能性ありです。
しかし距離が離れていますので、注意すれば工作も可能でしょう。
まずフクレを破ってみます。 何百年か前の炭が出てきました(^^)
どの辺まで薄い状態なのかはコツコツと叩いて確認済みです。
フクレ部をタガネで彫り、埋鉄を入れられる状態にした後、嵌め込む鉄を作ります。
資材の中から肌や硬さの合いそうな物を探しカット。
必要なのは皮鉄ですので縦にも引いて切り出します。
埋める鉄を穴の大きさにピタリ合うように削ります。
埋鉄OK
砥石を当ててならします。 透き間無くちゃんと入ったようです。
では仕上げて見ましょう。
こんな感じで終了です。