なし

例えば、「中、細名倉を適当に突き、内曇の刃引きを十数分だけ引いて地引きを数分引いて下刃艶を省いて下地艶だけをちょちょいと入れて上げ艶も飛ばして拭いをぴょいと差し、刃取りをせずに磨きもバフで。横手、ナルメは適当に・・・。」 
今日は徳川美術館に行って来ました。
ここの照明は上に書いた研師の仕事と同レベです。 
こう言う研ぎをされた刀と一ヶ月かけて研いだ刀を並べて展示しても大差無く見える照明です。
実際展示されて居る刀は凄い品ばかりで研磨レベルも最上級が多いのですが
目当ての刀の前でゆっくり鑑賞する事が出来ないほどの客入りでした。
素人に照明は関係無いと言うスタンスでしょうか。
諸事情あるのでしょうが、個人事業主でこの仕事をやると終わりです。
展示作業はもの凄く大変な事は知っていますが素晴らしい刀達があまりに何も見えなかったのであえて書いてみました。
その後オフ会。
あぁ楽しかった。
色々ありますがこれが正しく行き着くところでしょ。

前の記事

出した砥石を