今日も幡枝八幡に。

夕方、国広が焼き入れを行った石清水を探しに行ってみました。
岸本先生が書かれている幡枝国広発見と國廣大鑒制作時のエピソードが刀美にありますが、それにはこの石清水の写真があります。

急いで歩いても家から4,50分かかるので既に薄暗く。獣の罠があったり。。熊用でしょうか。
今でこそ幡枝八幡宮周辺は閑静な住宅街となっていますが、私が岩倉に来た当時まだこの街は無く、畑や山野でした。
國廣大鑒制作時、岸本先生が幡枝八幡宮に幡枝国広を借りに行くのに「深泥池で自動車を降り小さな峠道を上がって行ったが」と書かれていますので、深泥池から幡枝町への道路自体まだ無かったようです。岩倉はほんとに山奥だったんですねぇ。すみません、土地勘がないと分からない話で。

一応地図を貼っておきます。地図を少し縮小すると南に深泥池が。

多分国広さんが通っていた時からあった木々。
結局石清水は見つからずでした。



幡枝八幡宮

堀川國廣の天正打を研磨させて頂いたので、お散歩で久々に幡枝八幡宮に行ってみました。

重美の幡枝國廣は日刀保京都府支部の支部長を務められた岸本貫之助先生が、大正十五年にこの幡枝八幡宮から発見しました。
(京都御所の東山御文庫で御宸翰を整理していた方から、明和頃の記録で幡枝にて國廣が刀を鍛え奉納したとの記録を見たとの一報があり調査した結果です)

木彫りの狛犬。いい顔してます。
國廣太刀はこの蔵にあったのかと思いましたが、これは神輿蔵だそうです。
それにしても凄い発見ですね。
特に大都会に住む方からは、こんな事はもう無いと思われがちですが、実はまだまだ眠っているのが刀です。
今朝拝見した錆身短刀、古押形に有りそうな予感がして探しましたら、光山押形所収の品でした。




調べ物を

調べ物をしていて夜中になり、外を見たらこんな事になっていました。

毎年恒例の雪写真ですが、今回はちょっと雪多めです。



花器

学校で生け花の授業があったそうで、娘が余ったお花を持って帰ってきました。
以前、加藤静允先生から小さな一輪挿しとそれが掲載されている本を頂戴していて、久々に挿してみました。
こんな小さな花器一つが全ての空気感を変えてしまうんですよね。
そういう研ぎが出来る様になりたいです。