二字国俊短刀

2020年06月14日

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短刀、銘 國俊(二字国俊)

35回目です。
二字国俊の短刀は、長らく重要文化財の愛染国俊(28.79㎝)のみとされて来ましたが、近年出現した本刀(21.3㎝)が新たな一口として加わる事となり、そしてその短刀が京都にあると知り押形をとらせて頂きました。
初期来派では来国行にも唯一の在銘短刀(寸延/30.65㎝)として特別重要刀剣指定の品があますが、愛染国俊、来国行寸延短刀といずれも手に取り拝見しました。
本刀を含む三口ともに太刀に見る刃文とは異なる出来となり、全てに少し反りが付きます。
この作風を知る事は初期来派短刀の作域を理解する上で重要で、来国俊以降の鎌倉期来派短刀とは相違します。それを顕示するこの三口の存在意義は大きく、その価値は計り知れません。