刃取り

昨日拭いを終え、刃取り作業。
刃艶は水木原の若干柔らかめの物で一気に全身の形を作る事が多いです。
その後、別質の刃艶で正確な形に刃取る作業を行いつつ、ぼかして行きます。柔らかい刃艶は色が重いので、その石で晴らし作業も同時進行で。
この刃艶は20ほど前、ヤフオクで買った内曇りをカットした物で、よく覚えていませんが確か12本程度買ったと思います。
独特の良くない色で、茶色の細かい筋多数。しかし好きな砥質で、未だこの種の石を使っています。
この石がどの山の物か結局よく分かりませんが、〇〇砥石さん曰く古い水木原との事。
ただ、今産出している水木原とは見た目が全く違います。層の違いでしょうか。それとも別の山から産出した石でしょうか。



巣板

もう何年も地艶で黄色い中山を殆ど使わず、巣板と浅黄だけで行っています。
確かこの三年間の現代刀職展は巣板だけで地艶を行ったはずで。天然砥は不思議な性質です。



山城物全身押形

在銘の来を二つ採拓。
直刃の方、仮に入札鑑定ならば1札目に新藤五の札が多く入るでしょう。こんな地鉄の来も有るんですねぇ。
この地鉄、研ぎが頗る上手い事も要因の一つ。湿潤に抑えつつ小肌を十分引き立たせています。
この様な研ぎをするには相当刀が見えていなければ出来ません。
やはり研師は刀が見えなければならない。

山城新刀。山城新刀の全身はいつ以来でしょ。。久々と思います。
弘幸以来か。



時代劇

NHKスペシャルで『新ジャポニズム 第7集 時代劇 世界を魅了するタイムトラベル』をみましたが、以前ブログでこんな事を書いた事がありました。
時代劇から | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
ブログ内のリンク先が切れていますが、時代劇がピンチという記事でした。
しかし!いまは復調の兆しがあるそうです。素晴らしい!!

映画でした | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
映画 「武士の献立」 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
七人の侍 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
戦国刀匠譚【Sengoku Tousyou Tan】 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
劇中使用した刀 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
映画「燃えよ剣」 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
副長の。 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
無題 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
燃えよ剣 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区



鷹匠


今朝京都駅で用事ついでに運動のため大階段を登っていたら、鷹匠が鷹(多分ハリスホーク)を飛ばしていました。

全然知らず偶然見たので驚きましたが、たぶん鳩よけでしょう。
ずっと見ていたかったのですが時間もなく・・・。

ところで、時代劇をみていて鷹狩はよく出てきますが、犬追物を私は見た事がありません。
犬追物は、てっきり犬を使って何かを狩るのかと勘違いしていましたが、犬を放って犬を矢で射るんですね。。
今なら大炎上案件で、時代劇でも再現は難しいのかも知れません。
さて以前、京博の狩野派の展覧会で「犬追物図屏風(狩野山楽筆)」に描かれる射手が、鐔の無い打刀拵を差していたとブログに書いた事がありました。
・犬追物 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区
山鳥毛拵や姫鶴一文字の拵がその鐔の無い合口形式の打刀拵です。
以前のブログ以降、犬追物に使用する拵には鐔を掛けないという事なのか、その確認は出来ていませんが、法隆寺西圓堂に残る打刀拵の半数程度は合口形式の打刀拵だと『法隆寺西圓堂奉納武器』に書かれていますし、どうやら犬追物専用という事ではなさそうです。そして少なくとも今まで言われて来た「鐔無しの合口打刀拵が上杉家固有の」というのは誤りです。



”来”から

本年もよろしくお願いいたします。

年末からずっと押形をやってます。
新年は来物から。
この人の現存作は少なく、東博や某御宮様に残る物は知られていますが、他はほぼ無し。
昨年、また別の御宮様に再刃ではありますが在銘の品が残されている事が分かり、感慨深く全身押形を採拓させて頂きました。
そんななか、今回東博や御宮様以外に残る極めて貴重な在銘品の全身押形を採拓する事になりました。
来物が続きます。
この次もまた来です。