若草春霞

根津刀匠の個展におじゃましました。
新作刀は石の使い方によって様々な変化を見せる面白い鉄質です。
同じ刀でも研師によって全く違う結果になりますので、他の研師が研磨した新作刀ほど勉強になる物はありません。
今日も貴重な経験をさせて頂きました。
根津刀匠の個展は27日土曜まで開催です。

個展会場は素敵なギャラリーで、お漬物バイキングのお店が併設されています。
美味しい茶粥をいただきました。
茶粥茶論 月日星 | 奈良公園すぐそばのお漬物バイキングの店 (tsukihiboshi.com)




日本刀記録の系譜 -記録の歴史と記録されたモノたち-

6月3日から7月30日まで、両国の刀剣博物館にて「日本刀 記録の系譜 -記録の歴史と記録されたモノたち-」が開催されます。
刀剣博物館 (touken.or.jp)
↑展示品につきましては刀剣博物館HPのTwitter画面に展示目録がUPされています。
私が”記録”させて頂いたモノも一点展示予定です。
過去から現代までの押形レジェンドの皆さんと共に展示して頂けるなど、思ってもみなかった事で大変光栄です。
日々記録し続ける事はそれなりに辛い事もあるのですが、そんな時は温直さんの頑張りを想見し励んできました。
押形は、アクセス数も多くないこのHPに上げている程度ですが、知って下さる方が居られた事が嬉しく、モチベーションもUPです。
今後もあぐむ事も多々あるでしょうが、基本好きでやっている事ですし、続けられそうです。



日刀保京都府支部入札鑑定会

今回は私が当番でしたので、備前物・備前伝の互の目をテーマとして刀を集めさせて頂きました。

1号 短刀  銘 法廣 
         平成二十一年鮎季 
         刃長 八寸八分 内ぞり
2号 太刀  銘 出羽国住人大慶庄司直胤(花押)(重要刀剣)
         文政三年仲秋  
         刃長 二尺七寸六分 反り 六分
3号 太刀  銘 備州長船兼光        (重要美術品)
         刃長 二尺四寸一分
4号 太刀  銘 備前国長船住景光       (重要刀剣)
         刃長 二尺二寸七分 反り 五分 
5号  刀 無銘 真長             (重要刀剣)
         刃長 二尺一寸三分 反り 六分七厘

宮入法廣刀匠景光写
大慶直胤兼光写
兼光
景光
真長

大切な御刀を支部鑑定会のためにご提供下さった皆様、誠にありがとうございました。



現代刀専門ショップ

左京区聖護院に現代刀専門ショップ「現代美術刀剣」が誕生しました。
東山丸太町を東へ直ぐの場所。
平安神宮の北西。武徳殿から徒歩3分です。

落ち着いた雰囲気の店内には、30口ほどの新作刀が展示されていました。
新作を研磨させて頂く機会も多い私には、これだけの数の新作刀が常に見られる空間は大変貴重。
藤原宗永刀匠の短刀が古刀を研ぐ様な研磨が施され、落ち着いた風合いに仕上がっていました。
今後の新作刀研磨に大変参考になります。

グーグルマップの写真や口コミは旧店舗の物で、「現代美術刀剣」へのものではありません。