『本能寺刀剣展』開催

京都、本能寺にて「本能寺刀剣展」が開催されます。
私も本能寺さんの所蔵刀剣の研磨や押形採拓などのお手伝いをさせて頂きました。

IMG_8172
大太刀 刃長 三尺四寸六分
『本能寺刀剣展-寺宝刀剣・堀川國廣・河内守藤原國助初二代・河内國平一門-』

期間:2018年4月28日(土)~6月3日(日)
時間:9時00分~17時00分(入場は16時30分まで)
場所:本能寺大寶殿宝物館(京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522)
※宝物館入場料あり
主催:法華宗大本山本能寺 刀剣MERPプロジェクト
協力:大塚巧藝社 studio仕組

詳細はstudio仕組ホームページをご覧ください。



『本能寺刀剣展』開催

work-42work-43

京都、本能寺にて「本能寺刀剣展」が開催されます。
私も本能寺さんの所蔵刀剣の研磨や押形採拓などのお手伝いをさせて頂いております。

『本能寺刀剣展-寺宝刀剣・堀川國廣・河内守藤原國助初二代・河内國平一門-』

期間:2018年4月28日(土)~6月3日(日)
時間:9時00分~17時00分(入場は16時30分まで)
場所:本能寺大寶殿宝物館(京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522)
※宝物館入場料あり
主催:法華宗大本山本能寺 刀剣MERPプロジェクト
協力:大塚巧藝社 studio仕組

詳細はstudio仕組ホームページをご覧ください。



塗り鞘の割り修理

出先にて来国行在銘太刀、古青江等を拝見。
古青江と古備前はよく似たタイプの錵出来のものがあり、大変明るい刃が多い。
しかし例えば鍛えが強く大変美しい皮鉄が無くなり、疲れた地鉄になっていてもあの焼き刃はそれほど下がらないし錵の明るさも衰えない。時代が下る刀は焼きがどんどん低くなり、染みて弱くなってしまうのにそこが不思議。

割った塗り鞘があった。
IMG_9236IMG_9238IMG_9240
東博図録「打刀拵」、厳島の西蓮拵や雲次拵の解説に「残念ながら鞘を割って修理をしている」という解説があり、見え辛いが写真にもその状態が確認できる。何故そんな事をしてしまったのか?とずっと疑問に思っていた。
今日拝見した鞘、鐺と鯉口の角を外し、棟側と刃側を漆ごと鉋で削っている様に見える。
これもやはり割修理の痕ではなかろうか。しかしなぜこの様な事をするのか理由が分からない。
特に厳島の拵えの様に貴重な品ならばなおさらで、わざわざ割って中を綺麗にするよりも、その拵えに刀身を納める事は諦めて保存につとめるべきと思うが、それをした当時は貴重という判断では無かったという事か。それにしても、その後漆を塗り直すでもなくそのままの状態なのでなおさら不明(塗り直していない事は幸い)。
刀身が拵えに納まったまま錆び付き抜けなかった物を割り鞘をして抜いたのだろうか。