展示

刀の展示はしっかり演出しないとダメですね。 正直いって作品そのものや解説の内容よりも、展示会場や展示スペースが重要だと思う。
重厚感や高級感、厳かさ(みな同じか)、会場の適度な暗さとか。
場内を歩くと床がゴロンゴロン鳴り、その会場内で一番明るいのが蛍光灯に照らされた自分の顔で、一番暗いのが刀の地鉄、こんな展示に度々出くわすが、こんなのは刀の価値を落とすだけの様に思うのだが。
元々ガラス越しの展示では伝わるものは少ないんだから、演出で持って行かないとダメですよねぇ。
予算の都合で仕方なくなんでしょうが、それにしてもひたすら安っぽく見せるのはもったいない。



重文太刀等

先日、重文太刀1、重美太刀2、特重太刀1、重刀1等を拝見。いずれも在銘。
重文と特重は親子。同時に比較して拝見出来るのは大変勉強になる。地鉄はよく詰み精美で上品。
先日拝見した重文の長光は、平肉刃肉ともにたっぷりで大変手持ちが重く、非常に詰み硬そうな地鉄に、新刀、例えば中河内の刃の雰囲気を見る様な出来口だった。いや、もっと絞まって硬い印象か。 結局減っていない刀は新刀に近い雰囲気の場合も多いと言う事か。



日刀保京都府支部例会

京都支部にも新しい会員さんが増えて来ました。
より楽しく分かりやすく刀の事を学んで頂くためにと、支部有志による会員向けの勉強会が行われる事になりました。
例会の日の午前がその勉強会、そして午後からは通常の入札鑑定会です。
今回の勉強会は15名ほどの参加がありました。プロジェクターを使った解説、実際に刀を持っての刀の取り扱い解説、火縄銃の鑑賞等。
和やかな雰囲気で、楽しい勉強会です。

入札鑑定

一号 刀

互の目、丁子、拳丁子。刃の色が国康です。
肥後守国康と入札。

二号 太刀

腰の開かない互の目。頭は平らで直調に揃う。片落ち混じり。物打上は直。帽子少し大きい。
肌立つ肌。互の目に映る。
よく見る作に比べ異風だが映りが吉井だと思う。
吉井吉則と入札。

三号 脇差

鎬造り。互の目、湾れ。砂流しが激しく、錵が散り匂い口全体にばさける。
全く分からないが、砂流しが多いので大阪の手掻か。
陸奥守包保と入札。

四号 脇差

鎬造り。鎬高い。中直刃大変冴える。喰い違い刃。焼き詰め。横手を焼く。沈むも少し大肌交じり。
大変良い脇差。 武蔵大掾の焼き詰めを見た事があるなぁ・・・。
武蔵大掾忠廣と入札。

五号 短刀

新刀短刀。少しだけ反る。大きめの互の目が少し逆がかる。表流れ肌。総体に肌立ち気味。
全く分からず。越前肌にも見える。
康継と入札。



国入り
イヤ
イヤ

ここからはダイジェストで・・・。
三号、真了→助直→康廣→丹波→国助→忠綱で当たり。
四号、真改→康継→輝廣→南紀で同然。
五号、貞則→慶隆で当たり。

一号  刀 肥後守国康
二号 太刀 吉則 永享四年六月日(重要刀剣)
三号 脇差 近江守忠綱
四号 脇差 和州手掻住包国於駿府造之
五号 短刀 山城国埋忠慶隆

四号は後で思えば一札目で南紀に入れられる出来でした。ただ全く一切思い付かずで。多分以前も出ている気がしますが、その時も同じような事になってた気がします。三号も同じ。勉強のし直しです。
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第20回 京都刀剣まつり

2016年5月2日から京都市勧業館(みやこめっせ)にて第20回京都刀剣まつりが開催されます。

日程

5月2日(月曜)午前11:00~午後4:30
  3日(火曜)午前 9:30~午後4:00
  4日(水曜)午前 9:30~午後4:00

各種イベントも開催!どうぞお越し下さい!

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第20回 京都刀剣まつり

2016年5月2日から京都市勧業館(みやこめっせ)にて第20回京都刀剣まつりが開催されます。

日程

5月2日(月曜)午前11:00~午後4:30
  3日(火曜)午前 9:30~午後4:00
  4日(水曜)午前 9:30~午後4:00

各種イベントも開催!どうぞお越し下さい!
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