鐔を買った

先日の記事で寛正の両刃短刀の事を少し書いたが、さらに数年古い年紀の品が存在するという事をお教え頂いた。
それは然る名家に伝わる品で未鑑定ではとの事で真贋は不明。 しかし世に出ていない楽しみな品は沢山ある。

どなたの本か忘れてしまったが、武士の数などから換算し、刀は500万振り程度あるのではないかと言う話であった(諸説あるようだが)。
現在登録されている刀は300万振り程度だが、500万振りが本当ならば、大戦で多くを失したとはいえまだかなりの数が眠って居るはずである。
こういう事を書くから掘り出し物を期待して失敗する人が出るのかな・・・。

ネットで鐔を買った。
高いと思いつつも、これを逃すと一生出合えないかも・・などと在り来たりな衝動に負け落札してしまった。
小道具は現物と画像では色が全く違う事が多く相当注意が必要だと言う事も、深夜の入札は危険と言う事も分かっては居る。
ここまで書くと落ちが見えるところだが、実は届いた鐔は非常に良い品だった。
私の好みの中の現在のところの最上級。
こういう事を書くから掘り出し物を期待して失敗する人が出るのか。