帰ってまいりました
下筆春蚕食叶声 に。
固い筆で練習すべしと言う結論。
今は。
下筆春蚕食叶声 に。
固い筆で練習すべしと言う結論。
今は。
私、筆は一種にこだわらず色々試すタイプです。
例えばこんな記事→ http://kyoto-katana.at.webry.info/201006/article_8.html
普通に毛筆用の筆を買えば必ず天然毛だと思いますが、人造もおもしろいかも知れません。
でも多分私の場合、筆先の切り方が問題なんだと思います。
昨日やっと意識の低さを実感したのでちょっと考えました。
上手くカットする方法を思いついたので試してみます。
恒例の町内のお祭りでした。
今年は役員ですので準備設営や撤収等で忙しくしてました。
この辺りは古い地(じ)の人も多く、皆さん設営は驚くほど慣れています。 そしておじいちゃん方の体力に驚きます。
役員になると、門扉に「〇〇組 組長」の木札を掛けるのですが、近所の子らはそれを見て今年はうちが組長だと知っているので、すれ違いざまに「組長、ごくろうさまです(笑)」と言ってくる低学年小学生が何人かいます。 どこで覚えてくるのか知りませんが、いいですねぇ。面白過ぎです。あんな子に生まれて来たかった。
さて昨日はお祭り本番。
家の裏のほんとに小さな公園ですが、毎年驚くほど人が来ます。1500とか2000人以上は十分来るんじゃないでしょうか。
写真に撮ると、公園の狭さは伝わらず、人の多さも伝わらない。
関係ないですが写真って凄いですね、これを伝えられる撮り方も有るのでしょうから。
夜はお店の運営は嫁さんに任せて私は子供と遊びます。
輪投げがありました。
ブルーシートにしょぼいオモチャが広げられていて、それにわっかを3つ投げます。
娘に「どれにする~?」と話しかけても立ち尽くし固まったまま・・。 何度も促してやっと3つ投げ、くまもんの小さいうちわをもらう。
今朝、「輪投げでなんで固まってたん?」と聞いたのですが、どうやらブルーシート上には素敵な欲しい物がいっぱい過ぎて決めきれず、固まっていたらしいです。 くーっ(泣)
度々、「お父さんはいきなり大人で生まれて来たんじゃない、お父さんも自分ら(お前ら)と同じ子供時代を経て今に至ってるんや!」とか言い、お前らの事は全部お見通しだと言いまくって居るのですが、忘れてるもんですねぇ子供の気持ち。
そう言えばキラキラしてました。しょぼいオモチャが。
今秋も京都で刀剣祭りが開催されます!
開催日時
平成26年
10月10日(金曜)11時00分~16時40分まで
10月11日(土曜) 9時30分~16時40分まで
10月12日(日曜) 9時30分~16時00分まで
場所
京都市勧業館(みやこめっせ)地下一階特別展示室
”みやこめっせ”は京都観光の起点として最高の立地です。
刀剣祭りを楽しんで、その後徒歩で南禅寺、知恩院、清水等の東山界隈へ。
秋の京都でちょっといい運動です。
遠方からでも来る価値あり!
内曇。
久々にちょっと苦しみました。
普通ならば使える石で、どうしてもヒケが入る。
大磨上無銘で鎌倉期の刀。
明るく冴えがあるが非常に軟らかい。
どう軟らかいかは残念ながら伝え難く研師にしか分からないところですが、過去にこんな記事を書いた事がありました。
http://kyoto-katana.at.webry.info/201109/article_11.html
今回の刀、なぜヒケが入るのか、原因が分かりました。
柾や板目が大変美しい刀です。
研ぎ上がった状態では全く確認出来ないのですが、内曇では米粒から小豆ほどの大きさの黒く澄んだ鉄が全身に散らばっています。 そういう部分は周りより軟らかい場合が多く、普通は微妙に一段下がって居るのですが、今回は周りよりほんの少し硬いため、少しだけ高くなっています。 しかし錵の塊ではなく、地景の塊が近いでしょうか。
その微妙な段差からヒケが入るようです。
過去には南紀や今日の刀と同国の刀にそれがありました。
そう言えば、ヒケの入り方や、曇りでザクザクに肌が出てしまう所などもそっくりです。 そして地艶でスーっと引いてくれる。
どうしてもヒケが入ってしまうので曇りを色々使った。
「刀に合う砥石を使う」という話は刀研ぎではよく使われますが、今回のようにヒケが入るから石を変えると言うのはちょっと次元の低い事で、「刀に合う砥石を使う」とは本来もっと高度な技術の話です。
にしても、ヒケに苦しむ時はあるもので、特に名刀の時などは研師が刀に合った石を選ぶというよりも、刀が砥石を指定して来ている様に感じる時がある。
「KATANA」の何巻かにもそんなシーンが出てきましたが、正にそんな感じです。