ここに座り、刀の絵を眺めるのが好きになった。
刀の絵と言うが、絵なので見えるのは拵えだけである。
中身は何であろうか。
全く偶然だがこの絵を描かれた先生よりお電話を頂戴し、縁あって私の元に来た事をお伝えし(浪人之図 平成七年作)、描かれている刀の事をお聞きした。
拵えは、奈良の生駒に居られた老名鞘師の作。
中身は九州肥後同田貫兵部・・。
先日研磨記録にUPしたばかりの兵部それその物である。
実は、お気に入りの拵え(絵)が手に入ったのだから中身も欲しい、つまり中身の全身押形を描きたいと考えて居たのだが、もう済んでいたわけである。