地艶を探す

近年で一番良いと感じていた地艶を使い切ったので新たに磨るべく原石を保管していた場所を探すも見つからず。
おかしい。 
確かにここに有ったはずだが、と言うかこの石のはずだが割って磨ってみるとどうにも軟らかくそして色も違う。(原石と言っても5センチ程度の大きさで厚さ3ミリ程度の物が数枚だが)
その石だと思い込んで2年ほど安心し切っていたので大変焦ります。
その後3時間ほど家捜し。 
一時あきらめかけましたが、もしやと思い今一度最初の石をよく見ると、表裏で微妙な色の違いが確認出来ました。
内曇系ではよくある事ですが、地艶に使う石で表裏にこれほど質の差が現れる事は初めてでした。
(地艶のコッパは最初から地艶前提の薄めのコッパになっていますので、表裏に質の差が現れた物に当たる確立が低いと言う事だと思います。)

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見つかって良かった。
ちょっと貧乏臭く見えますが、貴重な地艶ですのでこう言う小さいカケラまで大切なものなのです。
これで2年分くらいかな。
産地不明でいわば何処の馬の骨とも知れない石ですが良いものは良い。



今日もふらふらになるまで働きました。



頑張って時間をつくりましょう

3、40代は仕事も何もかもいっぱい抱え込んでしまって大変な時期ですね。
しかし優先順位をちと入れ替えて頑張って走り込んでおります。(走るのを頑張るのではなく時間を作るのを頑張っている)
走り込むなんて言うのは大袈裟で、全然大した距離じゃないのですが、それでも時間を作る価値は大有りですよ。
その何倍もの時間が帰って来ますね。
しかし本当に時間をつくれない生活の方も沢山おられるでしょう。
乗りきって下さいね!!



日本刀実践講座のご案内

日本刀実践講座のご案内です。

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今月、3月23、24日の二日間、札幌の「北海道開拓記念館・講堂」に於いて、日本刀文化振興協会主催の文化庁受託事業「学芸員のための日本刀実践講座」が開催されると言う事でご案内させて頂きます。
刀匠、白金師、鞘師、研師による作業実演や講演などがあります。
学芸員に加えて一般の方の参加を募集しております。
詳しくは公益財団法人 日本刀文化振興協会までお問い合わせください。
 〒115-0044
 東京都北区赤羽南2丁目4番7号
 鷹匠ハイツ301号
 公益財団法人 日本刀文化振興協会 本部事務局
 03-5249-4440



弾痕

刀身に矢傷や弾痕が有ると言う刀が希にありますが、本当にそう言う傷だと思われる物を私は見た事がありませんでしたが、”これは間違いない”と思う物を先日はじめて拝見致しました。
身は戦中の本鍛錬刀です。。
白鞘に入ったままの状態で弾が当たっており、鞘の先の方に弾痕があります。
弾の当たった場所から木が鞘全体に激しく裂け、当然ソクイで貼った鞘の合わせ目も完全に割れております。
鞘の中では刀身の横手下部刃先辺に弾が当り、長さ2センチほど、深さ1センチほどの修復不可能な刃こぼれがあり、その部分が極度に曲がり、刀身全体もそれとは反対方向に大きく曲がってS字状態でした。
当時の詳しい状況は聞けませんでしたが、終戦間際の日本国内では米軍戦闘機が下の映像の様な事を行っていますので、これに巻き込まれたようです。