今のうちに

怪我で手が使えないうちに押形をとる。

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化膿せず治ってるのでもう仕事が出来ます。



艶で

今日は日常の研ぎで切る上限と思われる程度に派手に指を切った。
刀身30センチほどの距離をいってしまったらしく進んだ道筋がついていました。
当って深く切る事は過去にありますがそんなに長く進んだのは初めてです。
包丁の刃だったら終わってますね・・・。恐ろしい。
骨に当る感覚は無かったので瞬間接着剤でとめてます。
さて、もしかして過去に載せたかも知れませんが写真を探してたらこんなのがありましたのでUPします。
どちらが良いとか言う意図では有りませんが地艶の違いでこうなると言う写真です。

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全く同箇所ですが、薄い艶と厚い艶の違いです。
艶の大きさは覚えて居りませんがこの肌だと大きさも違うでしょう。
どちらもさほど硬い艶ではなさそうです。



コアな的に 。

昨日、現代人に直刃を理解する感性が有るのか?と言う内容を書きましたが。
まじめに説明すると複雑だとは思いますが、昔の人も一目見て直刃Amazing!なんて思わなかったと思います。
どの時点で評価されたかの線引きは明確なのかどうかは知りませんが、一応古い時代も多くは旧来の踏襲と言うわけでしょう。
しかしです、古い時代には基本的に全ての物は手作りです。 身近にあるどんな物も一点一点手間を掛け作られた品です。
また一般人自らも大変な時間を掛け何かしら作った経験を持っていたはずです。
人が作った物を手に取ればその品がどう言う工程を経てどれだけの技術と日数で製作された物かと言う事を感じ取る事は当たり前に出来た事でしょう  



直刃

最近、古い直刃の短い物を研磨させて頂きました。
直刃の小さい物で昔から最上の評価を得ている刀工には新藤五国光や藤四郎吉光それに来国俊などおります。
それらを最上とした、刀をみる側のセンスは凄いですね。
仮に現代日本に日本刀文化が存在しなかったとして、ある日突然古い刀が膨大な量発見されたとする。
そしてなぜか研磨技術も今と同等にあり、刀は美しい物だとして受け入れる事になったとして、新藤五などの直刃をどこまで評価出来るでしょうか・・・。
現代人にその感性はあるのか。。(現在の評価は旧来の踏襲ですので)



乾かすかんじで

やりたい事も沢山あるのですがとりあえずやらないといけない事を進めております。
やらなければならないと自分に言い聞かせて進めているのが本当のところかも知れませんけど。。
先ほど書き上げた押形を本棚にはる。

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乾かす気持ちではありますが、実は押形って墨で描いても水墨画などとは違い水分は殆ど有りませんから乾かす必要もないのですが、すぐにファイルに入れるのも面倒だし全身だと置き場所が無いしと言う事で結構長期間ヒラヒラとしている事が多いです。(多分全身押形を描く方は「そうそう(^^)」と思ってくれていると思います)
下の短刀は珍しく手元に残る全身押形になります。
描く時は本当に長い時間かけて良い物に仕上げようと頑張るのですが、描き上げたものに対して全く未練がありませんので今までで手元に残って居るのは一枚だけです。 
これで二枚目。 (部分押形は自分用で記録として残させて頂いております。)
これって研磨の仕事によく似ています。
研ぎをずっとやってきたから頑張って書いた押形にも全く保存欲が無いのかも知れません。
あぁ・・でも一応PCには取り込んでますねぇ。 未練有りじゃないですか。。 そのへん大目に見てやって下さい。



仕上がり

二尺八寸太刀、今仕上り。
一寸は3.03センチ。 
僅か一寸の差でも様々な面で、もの凄い差が生じるのが刀です。
バランスとは本当に微妙で繊細。(重さの事ではない)
繊細な感覚を持った人が造った刀が好きです。
明日もはやいのでねよう。



古身拝見

本日も古身の錆身等を拝見。
鎌倉初期山陽道。鎌倉中期乃至末期山陽道。鎌倉末期乃至南北長の西海道。南北朝期山陽道。
いずれも在銘。間違い無い物や間違い無いと思われる物です。
西海道の工に関してはほんの最近だけで3振り目です。続く時とはこんなものです。



にちにちのこと

大変長期間にわたりお預かりしていた御刀がようやく研ぎあがりました。
全身押形を軸装に出しました。 今回は美大の先生にお願い致しました。
以前さし上げた押形を非常にシンプルで美しい軸装にされていたのを拝見した事があります。
私はそう言う事が分からないですしセンスも有りませんので専門家に委ねます。
古い本に載っている刀の彫り物が近年の写真では減っていた。
仕立て直しだけだと何度か研いでもこの様に減る事は無い。
と言う事はある程度荒い砥石を当てたと思われる。
刀を研ぐには様々な理由があり、簡単に論ずるべき事では無い内容なのですが、
一度でも大きく錆びさせたり、一度でも無神経な研ぎに掛けられたりしてしまうとその刀の寿命は確実に短くなります。
10年前買った長い自在鉤を久々に見た。 茅葺屋根の高~い天上から吊るすため、大変長く作られて居る。(と、当時は思ったのか)
そうそう、古い鉄ならば刀に使えるかも知れない!てな訳で久々に見たのですが、こりゃどう見ても若い物です・・・。
刀には使えないですよねこれじゃ。
スマホメールはつながりました。
結局ショップ店員さんの設定ミスでした。
クレーマーさんなら時間の損失分について”誠意を見せろ”と迫るのでしょうか。



携帯メールについて

ちょっとここに書くべき話題でもないのですが・・お許しを。
HP等の更新に役立つでしょうしと携帯をiphoneにかえました。
しかし、私には予想以上に操作や設定が難しく使いこなすには少々時間が掛かりそうです。
まだメールの設定も完了しておりませんで、携帯アドレス変更のご連絡をお送り出来ておりません。
(仕事関連や重要連絡は携帯メールを使用しておりません)
ちゃんと使えるようになったらそのうちメールをお送り出来ると思います。
こういうのずっといじっているタイプじゃないので結構先になるかも知れませんけど。。
その時はどうぞよろしくお願いいたします!