擂る

焼いた鉄肌を全部擂るのは時間が掛かります。
何日もかけて全部擂ったが全然ダメ拭いだった・・・なんて事も普通にありますので、まずは少量を。
最初は大き目の乳鉢で。擂り棒も大きく重い。一日中新作刀の下地をやった後の腕にはスマホの重さすら辛いので少しづつ。



焼き終わり

焼き終わり。スリに入ります。この状態の見た目は焼き前と変わらないです。



宮本包則

 刀、銘 鎮国神器伯耆国大柿宮本能登守菅原朝臣包則
     明治元年十月八日奉稲荷社納稲荷神山剣石百日参籠シテ謹鍛之
                          (伏見稲荷大社所蔵)

この刀の銘にある宮本包則の稲荷山中での作刀は事実で、その許可を願う書類等、資料が多数の残されているそうです。
しかしその遺構は確認出来ておらず正確な場所の特定は難しいようです。

サントリー美術館にて開催中の「サントリー美術館 開館60周年記念展 刀剣 もののふの心」にて展示中です。
伏見稲荷大社




またつくる

また毎晩作っています。いっぱい作らんと分からんのです。
長年使った前のプチが一番だと思っていましたが、今度のプチも結構気に入りました。そんなもんです。