特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」

『大阪歴史博物館では、令和7年(2025)4月4日(金)から5月26日(月)まで、6階特別展示室において、特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」を開催します。

鎬造しのぎづくりでりのある美しい日本刀の姿が完成したのは平安時代のことと考えられています。以降現在に至るまで、先の大戦後の一時期を除き、日本刀は約1000年にわたり製作され続けてきました。

1000年もの間日本刀の製作が続いてきたのは、常にその時代に活躍していた刀匠が存在したからにほかなりません。現在の国宝・重要文化財も作られた当初は新作刀であったように、今まさに作り続けられている新作刀のなかにも未来の国宝・重要文化財となる作品があるかもしれません。

本展は、国内最大の現代刀匠たちの団体である全日本刀匠会が設立されてから50年を迎える節目を記念し、1000年を経て現代へとバトンが受け継がれる日本刀の世界をご紹介します。』(大阪歴史博物館HPより)

関連行事も多数あります!大阪歴史博物館:特別展:-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡
全国の現代刀匠さんの作品を中心に日本刀1000年の軌跡として約80点の作品が展示されます。
 
隅谷正峯先生の「御物 道誉一文字写」も出陳。

・太刀 銘 加賀国住正峯 於傘笠亭作之 思飛鎌倉期 漂一文字上 昭和丙午年二月

詳細は大阪歴史博物館HPをご覧ください
大阪歴史博物館:特別展:-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡



偽鞘書

以前拝見したり研磨した刀でその後重刀指定を受けた数口。
流れ流れて偶然再会すると、当時は無かった鞘書がある事に気付きました。
初見時既に故人の著名な人物の鞘書きが重刀指定後に書かれており、100%偽鞘書という事になります。
こういう事はやめた方がいいです。ただでさえ混沌としているというのに。
ヤフオクの品じゃあるまいし。

新聞報道  | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区




野尻にて

帰郷につき、上平主税の墓所を探してきました。

この集落の上方の山中にあるはず。(マウスをドラッグすると360度見られます)
畑仕事をされていた方にたずねると親切に色々教えて下さり。「中井庄五郎さんのお墓はあるが・・・」と、地元でも上平主税の事を知る人は減っている様でした。

しばらく上って行くと、既に墓じまいをした場所や荒れたお墓が沢山。

そして姿は見えないのですが、山中のかなり近い距離に確実に何かが居て、かなりの恐怖。
少し前に”ぼぎわん”の小説を読んだばかりだったので、だいぶまずい状況です。
あ、近くに居る何かは”ぼぎわん”の類ではなくて、大型動物ですが。
近年紀伊山地の南部でも熊の出没が非常に多いそうです。

中井庄五郎(正五郎)さんのお墓がありました。
おそらく地元の人ではないと思いますが、どなたかが坂本龍馬の盃を置いてくれていました。

さらに少し上った場所に上平主税の墓石。
「玉置神社□□上平主税霊」
玉置神社”祠官”でしょうか。読みたかったのですが、触るわけにも行かず。



最近の

最近のお仕事で記録していた物を幾つか。(押形採拓だけの物も一点)

鎌倉末期刀、重ねが大変厚く鉄味のよい茎。


良刀。魅力的な地鉄は働き豊富になる。



鎌倉前期太刀。小錵。


鎌倉末期生ぶ茎太刀。


焼きの高い丁子太刀。


少々複雑な働きの刀。


激しい帽子。