入札鑑定

今回は本部から。

1号 太刀 長寸、板目で肌目目立つ。働く綺麗な直ぐ調刃、腰元の刃に潤み。
古いところに入札。

2号 短刀 僅かに反り。特徴的な映り、錵る刃。
鎌倉時代末期某工に入札。

3号 太刀 中鋒、全身映り、直ぐ調に特徴的刃形。
南北朝某工に入札。

4号 刀 綺麗な地鉄。綺麗な帽子。特徴的匂い口の乱れ刃。
新刀某工に入札。

5号 刀 少々肌立つ。広い直刃で飛び焼き。帽子深い。
姿は珍しいと思うがそれ以外はいつもの通り。

当同然


当同然

3号 刃文形状の可能性から若干時代を上げてみる。

当同然


当同然

能は三振の始まり・・・。何とかしたい。
3号 これで大丈夫だと思う。

当同然

当同然
当同然

後で思うと3号は視野が狭い見方でした。
答えが分かってから見ると、それにしか見えず。焦点を絞ってみる事は大事ですが、全体で見るべき場合もある。



8口まで完了

予定の10枚の内、8口分まで完了しました(1枚は現在本能寺宝物館にて展示中)。
あと2口はどんな御刀かまだ分かっていませんが、とりあえずこれが終わって寂しいので次を楽しみに待ちます。

ところで、紙が無い。
現在使用中の紙は、もう大分以前に装剣金工片山さんのお力により皆で買う事が出来た、1本につき100メートル(幅80㎝)のロール紙でした。(確か皆で30本程度買ったはず)
私が買わせて頂いた1本(100メートル)がもう無くなるので新たに購入しようと思いましたが、製造元廃業につき購入出来ずです。
また紙問題。以前もかなり苦労した末だったのに。
今時誰も図なんぞ引かんので図引き紙は不要なのでしょう。困った困った。



その後も

その後も夜中にせっせこせっせこ押形を描いています。
刃の働きも猪首風鋒も帽子もカッコいい。



久々に

昨日の刀の全身押形は完成。別で数日間進めていた全身は久々に失敗し、ゼロからやり直しです。
数年に一度、どうにもならなくなってやり直す事が。
10枚全部濃い画風で揃えようと思っていたのですが、やはり心配していた通りダメでした。
薄めで濃淡の少ないものにします。何日か頑張ったので痛い。