下地

古い太刀の下地研磨。
細く、非常に柔らかい。
当初より想定していたので通常より三段階細かい砥石でスタート。
これだけ柔らかいと、健全な新刀ならば簡単に切截出来そうな気がしてしまう。
斬った事は無く、斬りの知識も無いので分からないが。
以前、硬物試しをやった方が、パイプ椅子なんぞ簡単に斬れる物ではないと言っていた。
刀がうつむいてしまい、簡単には斬れないそうで。
パイプ椅子を研いだ事が無いので硬さの違いは分からないが。

古い刀が柔らかいとは言え、砥当たりが焼け身とは全く違う。
過去に結構な本数の焼け身を研いだがこれほど気持ちの悪い物は無い。



第6巻が

届いた。刀美合本の6。歯抜けだったが何年越しかでようやく全部揃った。
これに続く合本が出たら幸せ。
電子版でいい。



水シールを

水シールって知ってますか?
プラモデルなどに付いていて、水に浸けて剥がし、ピンセットで貼るあれです。
子供とプラモデルを作り、三十数年ぶりに水シールを貼りました。
当時水シールが苦手で、上手く行ったためしがありませんでしたが、今やっても十分難しかった・・・。
それでも一応当時よりは成長していますので、人生最高の水シール貼りが出来ましたけどね。
子供には触らせず、お父ちゃん独占でやりました。



拵えを

拵えを作りたく、色々と考える。
柄糸はこれで色はこんなんでこんな巻き方で・・・。
時代拵え風を目指すけど山鳥毛ほど厳つい鐺は好みではないのでもう少し優しく・・。
しかし姿は江戸期の尻すぼみは力無いので鐺にある程度踏ん張りを付けて。
太さはゴロンゴロンではなくなるべく薄く、下手に抜くとハバキ袋刃方のカドが割れそうなくらいで。
柄は鞘に対して出来る限り角度が出るように茎刃方をギリで。
柄頭はあまり張り過ぎず厳島神社の談議所西蓮程度に押えて、そしてあれくらい細い雰囲気で。
塗りは綺麗なのが好きなので当時を再現せず磨いてもらって・・。
鮫は黒が嫌いなので黒い黒い朱で・・。
ハバキは出来るだけ薄くカランカラン言う金の太刀ハバキで。
切羽は通常の倍の厚さの金着、しとどめは赤銅で。
栗形はやはり少し大きめで返り角は下側上向きで・・・。
鐔は大きい方と小さい方どちらも捨て難い。鐔を掛け代えられる様に切羽を4枚作って・・・。
妄想は膨らみます。
目貫はまだ無い。古美濃がいい。
小柄笄は古後藤がいいけど手が出ないのであまり茶色くない古金工で。

妙な拵えだと笑われるでしょうか。