青紙スーパー鋼材を入手出来た。
表面を酸化させよう。

御世話になっている方から中山を沢山いただいた。
この山は既に閉山していて大変貴重な石。
刀剣研磨では多様な砥質を必要とするため、この辺の石はいくらあっても多過ぎると言う事はない。
また小刀の話ですが・・・。
本当に凄い切れ味なんでこれ削ってみてみ！っと嫁さんに言い、鉛筆と小刀を台所に置いて１分ほど目を離し戻ったら、ペットボトルの口にはまっている輪っかをグリグリ切ろうとして居た・・。
あぁっ！っと言いましたが既に大きな刃コボレ。
この刃コボレを研ぎで直すのに何時間掛かるかを言うと、大体その１００倍くらいの感じで怒られた。
２００℃以上で数回焼き戻しをしていたんですが。
その後２４０℃程度で３０分ほど戻す。
それでも毀れるのでやはり単純に刃が薄過ぎ。（分かってますが敢えてやってました）
先ほど刃肉を少し付け、実用向きに研ぎ直したら強烈に良い刃物に変わった。
粘りの有る鉄にはたまらん魅力がある。

焼入れの事を貞豊刀匠にお聞きしたらやはり土は塗った方が良いと言うことでしたので、家の横で赤土を掘り泥を作る。

土置き完了。

焼き入れ。　

研ぐ。
今までに手にした事がある刃物の中で最高に切れる。
まこんなに刃を薄く研げばどんな刃物でも切れるか・・・。
しかし大変気に入ってしまった。

大体の形を出した。

刃の部分、地鉄と鋼が見える面の広い小刀が必要で作っているのだが、やはりちょっと形がいかんなぁ・・。
機能もだが見た目にも少し気を使おうか。