刷毛目と気泡

先日の柏木菟腰刀拵えの写真で、漆塗りの部分に気泡が写っている写真がありますが、失敗箇所ではありません。
当時の漆塗りの技法を再現し、刷毛目や気泡などを敢えてそのまま残しているのです。



柏木兎腰刀(かしわみみずくこしがたな)

先日、柏木兎腰刀拵と再び出会う事が出来ました。

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今回は私の細工場でしたので、ブログにUpする事をご了承頂き、簡単ですが写真も撮らせて頂きましたのでご紹介致します。

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とにかく薄くてどう表現したら良いか分かりませんがかっこいいんです!

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木兎(みみずく)も可愛いですねぇ。ちゃんと手ズレまで再現されています。

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小柄笄は本歌では欠損なのですが、「この様な物が付いていたのではないか?!」との想像で再現されたそうです。 
笄の耳掻き部は古式に習い裏向きに。
栗型も独特で、返り角の形状・位置・向きなども特殊ですね。
私などには言われなければ分らない事なのですが、下げ緒も南北朝時代の物を特別に再現したそうです。こだわりですねぇ。

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素晴らしい拵えです。

細部詳細写真→ 木兎の拵 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)



刀美の続きですが

メールやお電話を頂いた皆様ありがとうございました。
昨夜メールを頂いた方が一番速かったので、その方に差し上げる事となりました!