完成

とある大小の全身押形です。

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押形の大小とはまた別の話ですが、刀屋さんなどでかなり立派な大小の拵えで、しかもその刀身も位列の高い物が入っている物をまま見ますが、ああ言う品は、当時のかなりの身分のお方の持ち物です。
少し拵えの質が少し落ちたり、拵えはそこそこでも中身が今一と感じてしまう様な物でも、それはそれは高価で大切な物だったのだと思います。
現代では何から何まで手にとって見る事が出来る時代ですので、最高ランクの物を基準にして物を見る事が出来ます。 なんとも贅沢な話ですね(*^-^*)
以前、大名家が拵え付き大刀を注文した時の詳細な注文書が付いた御刀を拝見した事が有ります。
刀身はこれで、鐔はこれで、目貫はこんなので縁頭はこの材質にこの図柄で・・・と言う感じでしっかりと書付も残っております。
全てに於いて保存状態抜群で、刀身拵えとも立派な物でした。
その中身は豊後の行長です。 
何かの本に「豊後刀は美術的価値なし」だとか「宇多に良刀無し」的な事が書かれて居ると言う事はちらほら耳にしますが、それはかなり端折り過ぎですねぇ。
御刀を色々と見て来られた方々ならば簡単にそう言い切ってしまう事は間違いだとご存知だと思いますが、初心者の人は、本に書かれて居るのだからそうなんだと思ってしまいますね。
また逆に位列の高い銘だから必ず良い出来だとも限らないわけで、この辺を見極められる目が必要ですね。
まぁなんとも楽しく奥深い世界なのでしょうか。
 また話は変わりますが、最近の日本映画ですが、所謂”癒し”を求めるお話が多い気がしますね。
都会に疲れた人が人里離れた旅館に泊まって光を見るとか、人生に疲れて田舎に行き素朴な人々に出会い自分を取り戻す・・・みたいな感じの。 
皆、いっぱいいっぱいな時代と言う事でしょうか。
現代に於ける御刀の存在とは、心を落ち着かせる為と言う面が大きいとは思うのですが、ほんとに心がいっぱいいっぱいな状態だとちょっと厳しいものが有るのかも知れないと今思いました。
人は心が落ち着かぬ時に御刀を鑑賞するのかと思いきや、よく考えてみれば、迷いは有るが実はかなり充実した精神状態だからこそ御刀を鑑賞する事が出来るのかも知れません。
っと言う事でTVの話ですが、坂本龍馬は刀好きだったと言う事ですし”龍馬伝”でも御刀鑑賞のシーンなどもっと有ってもいいのにね、とミーハーな私なんぞは思うのでした。



これ

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めちゃめちゃ使いやすいじゃないですか。
ってかこれしか無理でしょうって感じです。
もしかして常識でしたか・・?! そんな気がしてきました。 
あぁ恥かしい(^-^; 
なんか多いですねぇこう言う事。
まぁ、気が付いて良かったねと言う事で。
もしまだの方は是非どうぞ。



ありがとうございました。

昨日のブログの古地図のメール、皆さんありがとうございました。
先着の三名様、そのうちお送りしますのでしばらく待っていて下さい(^-^;

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大小の大の輪郭。
紙を切るのに40分、輪郭書くのに1時間20分。時間かかりすぎです。
紙を切るのに40分もかかったのに、全然綺麗に切れません。 
皆さんどうやってますか?!っと考えてたんですが、単純に紙の下の状態が悪いんでしょうか。
ローリーカッターって薄い紙切れるんでしょうか。
普通のカッターだと和紙の繊維が引っかかってぴちぴち破れるのでローリーカッターが最適の様にも思うので。



慶応三年 京都古地図

天保二年彫刻、慶応三年再刻の(壬生の「京屋忠兵衛」再版)京都古地図を頂きました!

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当時は今よりももっと綺麗に碁盤の目になってたんですねぇ。
あと三枚有ります。
(約72センチ×約60センチ。額なし。文字は大きめの物は読めますが細かい字は読めません。お部屋の装飾用に)
一般愛刀家の方や幕末ファンの方でもしも御希望の方はメールを頂けましたら、先着三枚だけですが差し上げますのでどうぞ。

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とある大小の小。