清麿
佐野美術館へ。
全て清麿50振超。
年代順の展示で何歳作と明示されている。
清麿18歳、有名な初期の二振り(一貫齊正行銘)の作風から後期清麿銘時代の作風への変遷を見た。
また以前から、清麿は現代研磨によりさらに評価された刀工の一人だと強く感じていたが、事前に入手した図録の解説ではそこにも言及されていた。
当日館内で渡辺館長とお話させて頂いた際もその辺の事を仰っていて研師としてはさらに深く勉強しなければならない点である。
その後は名刀鑑賞会。
国指定文化財を多数含む十数口の古名刀を手に取って鑑賞。
古名刀の鑑賞は本質を見極めようとする気持ちが大切かもしれない。
深く感じようとすれば古名刀の良さも新作刀の良さも見えてくる。