コッパは

先日買った10kgの某山曇り系コッパですが、今回の物は期待した研磨力では有りませんでした(通常は刀剣研磨に使用する山ではなく、私が勝手に刀剣への使用を試みただけです。刀剣用として販売されているコッパでもありません)。 
砥石自体を薄く磨り下ろす感触は上々です。 期待は消えていません
古い時代から”良い”とされる山が良い傾向に有るのは確かです。
でもねぇ、もっと可能性を探りたくなる訳です。 
刀に使用可能な砥石の質は全体から言えば極々狭く、上質の物はさらにその一部でしかない。
しかしその質の狭さの中にも支路を見出す事は可能です。
刀剣以外、道具としての刃物を天然砥で研ぐ人は、あらゆる方向から可能性を探る場合が多いようです。
私も柔軟に考えたい。

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