相伝の

新作刀の相州伝の窓明けをさせて頂いた。
視野が狭くなると、良い刀に研ぎ上げる事を目指さずに、上手い研ぎをする事を目的にしてしまいがちです。
上手い研ぎとは本来刀に合った研ぎな訳ですが、所謂テクニックに走ってしまうと言うやつですね。
しかし、刀に合った研ぎをするには高度なテクニックが必要な訳で、言いたい事を上手く説明出来ませんが・・・。
今日はその辺の所を大いに反省する結果と成った。(この刀についてはこうで有る事は先日来分かって居たが、今日実証された)
別件ですが、中古研ぎの派手な丁子。
そこそこ手を掛けて研いでは居るがやけに刀身全体の焼き頭がもりあがる。(谷の凹みが激しい)
これ研いだ研師がこんなにシャクッてこんなに凸凹にするかなぁ・・・?!
仔細に見るとフクレが複数有る。 
しかしこの下地にすれば全く同化する。

前の記事

砥石の日

次の記事

久々に