研ぎをみた

今日は研ぎ場で上手な研ぎを見た。
いつ頃の誰の研ぎかは分からない。
刀は新刀で大互の目。
非常に手慣れた仕事。おそらく業者仕事ではなかろうか。
刃肉と地肉のバランスが絶妙。
鎬地の平面度が凄いのですが、この様に見える研ぎは単に正確に平面だからそう見えるわけでは無い。
棟の平面や各角、肌の出し方と磨きの精度が重要なのでしょう。
刃取りの大胆さと手際の良さは才能なのか経験なのか…。
使用して居る艶類も素晴らしい。
おそらく50代始め当時のお仕事か、などと勝手に想像します。
実力の70%くらいの力でさささっと研ぎ上げたのでは。
誰かはわかりませんが、この研ぎは2、3振り見た事が有ります。
コンクールでは見ませんが、高い技術を持った研ぎ師だと思います。
こう言う仕事に憧れる。

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