24年5月20日 刀剣入札鑑定会

 本日は本部から。
一号 太刀
古い太刀姿。 細めの直刃。 焼落し。
本国物でも稀に焼落しを見ますが普通は古伯耆か古九州物だと思います。
地刃の状態から古伯耆ではない。古波平とも違う。
行平にはスマートな姿のイメージを持っていますがこの太刀はそう感じなかったので見た事は無い人ですがジョウシュウにしよう。 腰の彫りも無いし。
 僧定秀と入札。
二号 短刀
無反り。三つ棟。少し幅広。乱れ刃。
来国光か国次です。 少し減っていますがさすがにキメ細かい刃。
現存数は圧倒的に国光が多く、確立で言えば国光ですがここは勘で行こう。(確立とか言ってる時点でダメですが・・)
 来国次と入札。
三号 刀
よく錵る刃。 地刃ともに全体にばさけ。匂い口さほど冴えず。
鎬柾。 切っ先の形がかっこいい。 
興正と記入するもなんだか踏ん切りが付かない。
 興里と入札。
四号 短刀
八寸ほど。 フクラ枯れ反り少し付く。 重ね薄め。 庵棟。
地景がよく現われる。
小さい互の目。
 長船兼光と入札。
五号 刀
出入りの有る大きい互の目。 虎徹帽子。 
新々刀の硬い刀並みに匂い口がかなり絞まった部分が多くある。 
全く分からない・・・。
肌立ちぎみで鎬地ははっきりと柾目。
刃の状態は全く違うが少しこの人風の互の目も見えるので、
 大和守安定と入札。
 当
 当 
 同然
 当
 ヨク
五号 固着した観念を捨てましょか。 
 
 興里と入札
 当
 当 
 同然
 当
 当
一号 太刀 豊後国僧定秀作         (重要美術品)
二号 短刀 来国次
三号 刀   長曽祢興正 金象嵌切截銘   (重要刀剣)
四号 短刀 備州長船兼光 延文五年三月日 (重要刀剣)
五号 刀   表 ハネトラ銘 裏 金象嵌切截銘

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