当時のままだった
最近、某太刀のハバキ下の部分研磨を行なった。
表裏刃区に黒錆、鎬地の太刀鎺が触れる部分に白錆。
研ぎ減りを避ける為、超局所的研磨にとどめた。
先ほどその太刀が載っている本を見てみようと開いてみて驚いた。
昭和29年の本ですが、部分研磨作業時と全く同じ錆び状態。
てっきりここ10~20年くらいの錆だと思っていましたが、60年ほど前の写真ですでにその錆状態だったのですね。
(上身には錆はなく、ハバキ下の錆も進行していませんでした。ずっと手入れされて来て居る物です)
手入れが良ければ刀はちゃんと保存出来るのですね。