新作刀は
名古屋で仕事を済ませてから東京へ。
本日(10日)は「現代刀鑑賞会」の日でした。
どうしても参加させて頂きたく、多くの新作刀を手に取って拝見したく、時間的に無理も有ったのですがとにかく東京へ・・・。
私は研師ですので御刀を拝見すると研磨に関し色々思うわけです。
本日拝見した御刀を研磨した研師の多くがよく似た気持ちで研磨にあたったのではないか・・?! と感じました。
展示刀の解説で、その研磨をされた森井鐵太郎氏が「研ぐのが楽しい刀」と言う内容を話されましたが、正にその気持ちです。
入念な新作刀を研ぐとはそう言う事だと思います。
新作刀入念作とはそう言う存在なのです。
そしてどの御刀も大変よく研がれておりました(私なんかが言うのもなんなんですが・・・すみません)。
特に下地研磨についてですが、現代の研師に対し度々言われる「最近の研師はまともな下地が出来ない」との言葉。
新作刀の入念作を見る人が増えればこういう言葉も減って行くでしょう。
大変勉強に成りました。ありがとうございました。
あと4時間くらいはじっくりと拝見したかったです。