曇りを引く
去年購入した内曇であまり良くない石と判断していた物を再度使用してみる。
確か先日も同じ様な事を書いたかと思いますが、内曇砥などの天然砥石は砥質の個体差が大変大きく、そこを利用してさまざまな硬さの刀に合う物を使用します。
基本的には硬い刀には柔らかい砥石、柔らかい刀には硬い砥石を使います。
しかし砥質とは硬軟だけでなく”研磨力”の強弱も有り、これが非常に重要です。
弾力が有り、適度に柔らかく大変引きやすい砥石でも研磨力が無ければ使用には堪えません。
砥石選びとはなかなか一様には行かないもので、一度ダメと判断した物でも時間をおいて使用してみたり全く違う質の刀に当ててみたりと色々試してみます。
以前はダメと思っていた砥石ですが今日は調子良く効いてくれ、大変鮮明な映りが出て来ました。