ふくやま美術館へ

刀職方々よりお誘いを頂き昨日は広島県のふくやま美術館に行ってまいりました。

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前日にHPで展示リストを見ましたら、数は13振りと少ないのですが内容はものすごいものです。
幸いその殆どが名品刀絵圖聚成所載でしたので事前に有る程度勉強してから臨みました。

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河内一平刀匠、月山貞伸刀匠、研師の関山和進さん、川瀬貞真刀匠、晴れて刀匠免許を取得された浜川刀匠、そして刀匠目指し修行中の能瀬さん、と私。(写真の並びとは別)
展示はまず、古備前正恒から。
そして一文字吉房、則房、備前三郎国宗。
三尺にせまる兼光。 盛景。
会津新藤五、朱判貞宗。
江雪左文字、聚楽(左文字)。
粟田口国清、来国光、中堂来光包。
いつも刀の展覧会拝観後に改めて思い返そうとしても展示の順番や内容などは以外に大して思い出せないものですが、今回は展示順や刀の内容などを鮮明に思い出す事が出来ます。 
数が少ないと言う事もありますが、何より本当にものすごい名刀ばかりが揃っていた事が大きいと思いました。
刀匠の方々とご一緒させて頂きましたので鑑賞や研磨方面からの見方では無く、刀の実作者としての見方にほんの少しですが触れる事が出来、大変深い時間を過ごす事が出来ました。
刀とは押形と現物を比べると、押形の方が栄えて見える場合が実はかなり多いものなのですが、今回の刀の殆どは現物の方が圧倒的に良いものばかりです。
展示期間はもうほんの僅かしか有りませんが、見て損は無しです。
図録はすでに完売。すごいですねぇ。
サンプルを見ましたら、刀身の表と裏それぞれ一頁づつを割いて載せられておりました。
図録はただの思い出ではなく展示を補う物で有るべきでしょうから画期的ですね。
昨日は酷い雨の中、大変な長距離の運転本当にお疲れ様でした。
かつて無いほど大変勉強になりました。 ありがとうございました。

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