槍の全身押形

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平三角槍の面は三つ。一尺五寸弱の槍だがケラ首が長く、刃の長さのみを計測すると約一尺二寸三分。
(登録審査等、槍の刃長計測は刃区からではなく、ケラ首の下限から行う)
描く刃文は四方なので合計で約四尺九寸二分。二尺四寸六分の刀の全身押形と同じ長さを描く事になる。
目釘穴で折損していない生茎なら茎はかなり長くなり、石華墨で摺るにはそれなりの時間を要する。
紙の固定や各線の出し方、茎のケラ首際の摺り方等々、色々と工夫が必要で難しい。

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